尾瀬にある2ヶ所のビジターセンターのひとつで尾瀬沼東畔(福島県檜枝岐村)に建つのが尾瀬沼ビジターセンター。環境省が建設し、尾瀬保護財団が管理運営する施設で、尾瀬の自然に関する展示のほか、自然保護活動も行なわれ、最新の情報も提供されているので、散策前にはぜひ立ち寄りたい場所。
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尾瀬沼ビジターセンターの館内では、尾瀬沼周辺の開花情報、登山道の状況などを紹介しています。
尾瀬沼ビジターセンター横の長蔵小屋(営業は4月下旬~10月下旬)は、平野長蔵、平野長英、平野長靖(昭和46年12月1日、下山途中の三平峠で遭難死)の3代にわたり、尾瀬のダム化、自動車用道路建設計画などの反対運動を展開、日本自然保護協会の結成、日本の自然保護活動の礎を築いてた主人たちの山小屋で、尾瀬のシンボル的な存在になっています。
尾瀬沼東岸は、慶長5年(1600年)の関ヶ原合戦後、初代沼田城藩主・真田信幸(さなだのぶゆき=真田信之)が、会津沼田街道を整備した後、沼田藩と会津藩の交易の場となったのがビジターセンターの建つ尾瀬沼の東岸。
往時には会津の酒や米が上州へと運ばれていました。
元禄11年(1698年)には上州・戸倉村と、会津・檜枝岐村の境界が決定。
幕末の戊辰戦争(ぼしんせんそう)では上州・会津の国境地帯が官軍(新政府軍)と会津藩との攻防の地となり、ニッコウキスゲで美しい大江湿原には会津軍防戦のために築かれたと推測できる土塁が残されています。
もうひとつのビジターセンターである群馬県が建設し、尾瀬保護財団が管理運営する「尾瀬山の鼻ビジターセンター」は、尾瀬ヶ原の西側、山の鼻地区にあり、山の鼻地区宿泊者向けのイベントなども実施しています。
尾瀬沼ビジターセンター | |
名称 | 尾瀬沼ビジターセンター/おぜぬまびじたーせんたー |
所在地 | 福島県南会津郡檜枝岐村燧ケ岳 |
関連HP | 尾瀬保護財団公式ホームページ |
電車・バスで | 野岩鉄道会津高原駅から会津乗合自動車バス尾瀬沼山峠行きで1時間55分、終点下車、徒歩55分 |
ドライブで | 磐越自動車道会津若松ICから約114kmで御池駐車場 |
駐車場 | 御池駐車場(450台/有料) |
問い合わせ | 尾瀬保護財団 TEL:027-220-4431 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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