茨城県古河市にある古河公方公園(古河総合公園)内の民家園に移築されているのが旧飛田家住宅。もともとは茨城県久慈郡金砂郷村(現・常陸太田市)にあった飛田徳有氏の家で、昭和50年に古河市に移築されています。18世紀前半の建築と推測される「曲屋」(まがりや)で、茨城県下の曲屋形式の農家では現存最古。国の重要文化財に指定されています。
茨城県下で現存最古の曲屋
L字型の突出部(南側)に厩(うまや)があり、西側に土間、中央には板の間、東北奥に部屋が配され、さらに東側には座敷と板の間が続いています。
曲屋(曲り家)は岩手県の遠野地方に代表される「南部曲り家」が有名ですが、冬の寒さが厳しい茨城県の常陸太田市、那珂市などにも分布しています。
旧飛田家住宅の建設年代である18世紀前半は、「南部曲り家」の設立時期(8世紀前半〜中盤)とも一致します。
旧飛田家住宅 | |
名称 | 旧飛田家住宅/きゅうとびたけじゅうたく |
所在地 | 茨城県古河市鴻巣1024 |
関連HP | 古河市観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR古河駅、東武新古河駅からタクシーで10分 |
ドライブで | 圏央道境古河ICから約15km。東北自動車道久喜ICから約16km |
駐車場 | 1000台/無料 |
問い合わせ | 古河公方公園(古河総合公園) TEL:0280-47-1129 |
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