猊鼻渓舟下り(げいび観光センター)

猊鼻渓舟下り(げいび観光センター)

「世にも稀なるこの景色」と『げいび追分』に歌われる猊鼻渓を和舟で探勝するのが猊鼻渓舟下り。げいび観光センターから三好ヶ丘にある舟着場を往復するもので往路は渓流の遡上になり、復路が川下りとなります。折り返し点で舟を下船し、少し歩けば穴に入れば大猊鼻岩。岩壁の穴に入れば願い事がかなうという「うん玉」も用意されています。

厳冬期には「こたつ舟」も運航

猊鼻渓舟下り
折り返し地点の三好ヶ丘にある舟着場
猊鼻渓舟下り
冬は「こたつ舟」も運航
猊鼻渓舟下り

三好ヶ丘にある舟着場まで、往復90分の舟旅。
リード付なら愛犬や猫も乗船が可能です。
新緑と紅葉シーズンには風流な「茶席舟」、12月~2月には鍋や釜飯を味わう「こたつ舟」も運航されています(屋形船運航中は、ペットは乗船不可です)。

猊鼻渓で使われる和舟の舳先が平坦になっているのは、渡し舟に使われた時に人馬をうまく上下船させるためのもの。
現在ではバリアフリー舟として車椅子での乗船が可能です。

げいびレストハウスでは、地元産粉100%の手打ちそばが味わえます。

猊鼻渓舟下り
猊鼻渓舟下り
猊鼻渓舟下り
これが「うん玉」で
猊鼻渓舟下り
対岸の岩穴に投げ入れる!
『げいび追分』誕生秘話
「♪清き流れの砂鉄の川に~」と船内で船頭が歌う『げいび追分』は、北海道・江差ので『江差追分』がルーツ。
江差で三浦為七郎に師事した鈴木朗月(すずきろうげつ)が、大正14年に完成したもの。
作曲は、鈴木朗月、作詞は、弟・鈴木秀月が担当しています。
当時、国の名勝指定を受け、初代『』日本百景の認定、大船渡線の開通で観光客が増加。
猊鼻渓に訪れる観光客に「何か心に残るお土産を」と、鈴木兄弟が制作した曲なのです。
「げいび追分伝承会」が結成され、正調の調べが、後世へと伝えられています。
ちなみに江差追分は、中山道と北国街道の分岐点だった信州追分(長野県軽井沢町)の飯盛り女が、碓水峠(うすい)を往来する馬子(まご)のうたう馬子唄に三味線の伴奏をつけたもの。
信州から北前船で江差へ、そして一関へと辿った不思議な歴史が秘められているのです。

一関・猊鼻渓周辺で取材班おすすめの宿は!?

猊鼻渓、岩手サファリパーク、幽玄洞、そして世界遺産の平泉と、観光の拠点になるのが猊鼻渓の川下りの舟を運航するげいび観光グループの「館ヶ森高原ホテル」(たてがもりこうげんほてる)、そして眺望の良い高台に建つ「かんぽの宿一関」が人気です。

館ヶ森高原ホテル

ホテルから徒歩数分の場所に館ヶ森アーク牧場、車で2分で岩手サファリパークがあるという高原の環境で、ファミリーやカップルにおすすめ。
客室はツイン、ファミリールーム、ハンディキャップルームと洋室で、まさにリゾートホテル。
夕食は和洋が選択可能です。
大浴場はトロン原石を利用した人工温泉です。

かんぽの宿一関

部屋は和室の他に洋室、和洋室もあり、近年は洋室、和室ベッドタイプの人気が高まっています。
風呂は天然温泉(宝竜温泉「宝の湯」)で露天風呂も完備。
前沢牛、いわて南牛(一関のブランド牛)など地の素材を活かした料理は宿泊プランによって変わるので、予約の際に確認を。

猊鼻渓舟下り(げいび観光センター)
名称 猊鼻渓舟下り(げいび観光センター) /げいびけいふなくだり(げいびかんこうせんたー)
所在地 岩手県一関市東山町長坂町467
関連HP げいび観光センター公式ホームページ
電車・バスで JR猊鼻渓駅から徒歩5分
ドライブで 東北自動車道一関ICから約18km
駐車場 げいびレストハウス駐車場・東山地域交流センター前河川敷などを利用(200台/無料)
問い合わせ げいび観光センター TEL:0191-47-2341/FAX:0191-47-3288
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
厳美渓

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2018年7月28日
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