岩手県盛岡市を流れる一級河川・北上川水系雫石川(しずくいしがわ)に築かれたダムが、御所ダム。ダム湖の御所湖は、ダム湖百選に選定され、周囲は岩手県立御所湖広域公園として整備、「盛岡の奥座敷」つなぎ温泉の温泉街があります。ダムとダム湖の名は、御所村(現・雫石町)に由来しています。
湖畔には御所湖広域公園、つなぎ温泉、盛岡手づくり村が!
堤高52.5m、堤頂長327.0mという巨大なダムで、重力式コンクリートダムとロックフィルダムの複合型ダム(コンバインダム)。
北上川水系に5ヶ所築かれた多目的ダム「北上川五大ダム」(胆沢川・石淵ダム、猿ヶ石川・田瀬ダム=全国初の国直轄ダム、和賀川・湯田ダム、北上川・四十四田ダム、雫石川・御所ダム)の最後となる昭和56年10月に完成。
北上川上流総合開発ダム群として土木学会選奨土木遺産にも選定。
水没世帯数も湯田ダム(昭和28年着工、昭和39年完成)の622世帯に次ぐ520世帯に及んでいます。
北上川の洪水調節、紫波町の農業用水、盛岡市の上水道供給、岩手県営御所発電所での発電という多目的ダムで、小岩井農場が近く、湖に御所湖漕艇場、湖畔につなぎ温泉、盛岡手づくり村、御所湖広域公園ファミリーランド、尾入野湿性植物園(カキツバタ群落/5月下旬〜6月上旬に開花)などがあることから、湖畔の観光的な利用が多いのも特徴です。
湖畔に立つ『シオンの像』は、岩手県二戸郡一戸町出身の彫刻家・舟越保武(ふなこしやすたけ/田沢湖の『たつこ像』で有名)制作のブロンズ像。
十和田湖畔に立つ高村光太郎の傑作『乙女の像』と、田沢湖畔の『たつこ像』とともに「みちのく三大湖の彫刻」とも呼ばれています。
岩手県内にあるダム湖百選選定の湖は、御所ダム(御所湖)のほか、岩洞ダム(岩洞湖)、田瀬ダム(田瀬湖)、湯田ダム(錦秋湖)の合計4ヶ所で、岩洞ダム(岩洞湖)を除く3つのダム(ダム湖)が、「北上川五大ダム」のひとつです。
画像協力/公益財団法人岩手県観光協会
御所湖(御所ダム) | |
名称 | 御所湖(御所ダム)/ごしょこ(ごしょだむ) |
所在地 | 岩手県盛岡市 |
関連HP | 北上川ダム統合管理事務所公式ホームページ |
ドライブで | 東北自動車道盛岡ICから約8km |
問い合わせ | 北上川ダム統合管理事務所管理第三課 TEL:019-689-2216 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag