羅臼岳のウトロ側登山口、岩尾別温泉に一軒宿の温泉ホテル「ホテル地の涯」があります。ウトロと知床五湖を結ぶ道道の途中、岩尾別川を渡ったところで看板に従って川沿いに山中へと入っていきます。
実は一帯にはエゾシカはもちろん、ヒグマも出没。とくに朝夕は遭遇の確率が増えるのでご注意を。
冬場は到達できない秘境の温泉
深山幽谷といった感じの森のなか、ダートの道を走ると「ホテル地の涯」が見えてきます。建物前の駐車場脇から渓流側に細い徒歩道を下ると、そこには野趣満点の露天風呂が!
登山道のような道の横にただ湯船があるだけ。なんとワイルドなといった感じ。
もちろん、道の脇で服を脱いでスッポンポンにという状況。脱衣所もありません。後続のグループに女性がいたら目のやり場に困るでしょう。
「三段の湯」と呼ばれる3段になった露天風呂は、無料で入浴できますが、混浴です。周囲は原生林で気分は最高ですが、脱衣所もなく女性は少し入りづらいかも。一応女性用とされる湯船もありますが・・・。
「ここは、雨が降ったりして行くところがなくなったら、来ればいいんじゃ。実際、そんな時には入っている人も少ないだろうし」
とは取材スタッフの意見です。
「滝見の湯」もあるのでお見逃しなく
「三段の湯」から50mほど離れた所には「滝見の湯」もあります。こちらは目の前に落差5mの滝が落ちますが、先客がないときには熱くて入れないので、川水を汲んで湯温を調節します。いずれもホテル地の涯の駐車場を利用します。
ちなみにホテル地の涯にも庭園岩風呂があり、こちらは有料ですが日帰り入浴が可能です。岩尾別温泉の泉質は透明度の高い食塩泉。リューマチ、神経痛に効能が大なのだとか。
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