旅人が吉永小百合から竹野内豊に代わったJR東日本の大人の休日倶楽部CM。テレビ放送も2025年3月24日(月)からスタートしていますが、第1弾となる2025年春は、福島県「福島・会津篇」。『大人はみんな、旅の途中。』をキャッチコピーに会津若松市にある會津藩校日新館、磐梯高原の五色沼(ごしきぬま)を旅しています。
毘沙門沼ではハートの恋を探そう!
會津藩校日新館は、会津藩の人材の育成を目的に享和3年(1803年)に建設された会津藩の最高学府。
会津藩では、寛文4年(1664年)、初代藩主・保科正之(ほしなまさゆき=徳川家康の孫、第2代将軍徳川秀忠の子)が庶民のための学問所「稽古堂」(けいこどう)を支援するなど、学問を重視するという風潮がありました。
天明の大飢饉後の藩政改革でも、中心となった政策が「教育の振興」で、人材の育成を目標に享和3年(1803年)、會津藩校日新館が誕生しました。
慶応4年(1868年)、戊辰戦争で往時の校舎は焼失し、天文台跡が残されるのみですが、昭和62年3月に場所を移して會津藩校日新館として復元されています。
平成25年のNHK大河ドラマ『八重の桜』など数多くの時代劇のロケ地になっています。
藩校時代の学習の様子を学ぶことができるほか、会津の縁起物「赤べこ」などの絵付け体験も可能です。
磐梯高原にある五色沼は、明治21年の磐梯山の噴火(水蒸気爆発)、山体崩壊で誕生した湖沼群。
毘沙門沼(びしゃもんぬま)、赤沼、みどろ沼、竜沼、弁天沼、るり沼、青沼、柳沼などがあり、五色沼湖沼群が正式名です。
磐梯吾妻国立公園の特別保護地区で、「裏磐梯ビジターセンター」を起点に、五色沼自然探勝路(片道4km、1時間30分)が整備されています(植生保護のため、コース外を歩くことはできません)。
沼の水質、光線状態などで様々な色彩が現れることが五色沼という名の由来で、自然探勝路を歩けば、ネーミングにも納得がいくでしょう。
福島県「福島・会津篇」CMで、旅人・竹野内豊がボートを漕いでいるのは、五色沼最大の沼である毘沙門沼。
毘沙門沼は、五色沼自然探勝路起点の「裏磐梯ビジターセンター」近くにあるので、手軽に立ち寄ってボートを漕ぐことができます。
ボートから眺める磐梯山も実に絵になる光景。
ボートにハートマークが付いているのは、毘沙門沼には、見ると幸せになるという「五色沼のハートの鯉」が生息しているから。
真っ白な腹にハート模様を持つ珍しい鯉ということです。




大人の休日倶楽部・福島県「福島・会津篇」で紹介の會津藩校日新館・五色沼はここ! | |
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