讃岐東照宮 屋島神社

讃岐東照宮 屋島神社

慶安4年(1651年)、初代高松藩主・松平頼重が、香川郡宮脇村の本門寿院境内に東照大権現(徳川家康)の神廟(東照宮)を建立したのが始まりの屋島神社。山王権現としても尊崇され、文化12年(1815年)、8代高松藩主・松平頼儀が屋島南嶺の南麓に移しています。棟梁は左甚五郎の末裔、左利平忠能(ひだりりへいただやす)。

往時のままの神門には見事な彫刻が

讃岐東照宮 屋島神社
讃岐東照宮 屋島神社

高松藩の藩祖となる松平頼重は、水戸徳川家の血筋。
家督は弟の徳川光圀(「水戸黄門」)に譲りますが、徳川家康の孫ということで、高松藩は親藩大名ということに。
領内に東照大権現を祀ることは当然のことでした。
家康の御真影は天海僧正直筆です。

8代藩主の松平頼儀が14万余両という巨費を費やし屋島の麓に移したのも、文化12年(1815年)が『家康公二百年忌』にあたるため。

明治4年には東照宮ではまずいという世相からか、屋島南嶺の先端・冠ヶ嶽を仰ぐことから冠嶽神社(かんむりだけじんじゃ)、さらに明治7年に屋島神社と改称し、明治15年に藩祖・松平頼重を合祀しています。
屋島ドライブウェイの入口近くに一の鳥居が立ち、石段を上ると社殿が建っています。
一直線に伸びる参道は、往時のまま。

昭和48年の火災で、讃岐日光東照宮と呼ばれた往時の拝殿、本殿を焼失。
現存する本殿、拝殿は昭和49年の再建です。
神門のみ消失を免れ、上り龍、下り龍、獅子と鳳凰など往時の見事な彫刻が残されています。

讃岐東照宮 屋島神社
葵の紋の入る神門
屋島神社
屋島神社の参道
讃岐東照宮 屋島神社
讃岐東照宮 屋島神社
名称 讃岐東照宮 屋島神社/さぬきとうしょうぐう やしまじんじゃ
Sanukitoshogu Yashima Jinja Shrine
所在地 香川県高松市屋島中町140
関連HP 高松市公式ホームページ
電車・バスで ことでん屋島駅から徒歩10分
ドライブで 高松自動車道高松中央ICから約7.5km
駐車場 50台/無料
問い合わせ 屋島神社 TEL:087-841-9475
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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