避暑地軽井沢のクールゾーン!(2) 千ヶ滝

中軽井沢の千ヶ滝地区。
プリンスホテル直営の立ち寄り油、「軽井沢千ヶ滝温泉」、「セゾン現代美術館」で知られるエリアですが、この別荘地の奥に「軽井沢の秘瀑」といってもいい滝があります。それが千ヶ滝です。

滝への入口は西武グループのルーツとなった別荘地

千ヶ滝地区の別荘地開発の歴史は古く、大正7年にまで遡ります。
西武グループの創始者・堤康次郎氏が手がけたものです。
当時の沓掛村に千ヶ滝遊園地株式会社を設立。土地を一軒500円で簡易別荘として分譲販売を始めました。
実は、この千ヶ滝の土地販売の利益で、箱根・強羅の土地分譲の資金を稼ぐわけで、西武グループ発展のルーツは、この千ヶ滝にあるのです。

現在、軽井沢全体で1万4000軒ほどの別荘がありますが、中軽井沢の千ヶ滝別荘地には3300〜3400軒が集まっています。
定住率1割ほどですが、「古くからの名のある方の別荘が多く、今でも千ヶ滝に別荘を構えるのは憧れです」(地元不動産業者の解説)とのこと。

千ヶ滝
溶岩流の末端に架かる落差20mの千ヶ滝。千ヶ滝は御代田町や小諸市に農業用水を供給する御影用水の水源にもなっています

滝への道は実は旧草津街道!

そんな、千ヶ滝別荘地(セゾン現代美術館前)から1時間30分ほどの林道ハイキングで到達できるのが、千ヶ滝です。
ゆるやかに登る林道の周囲は、カラマツ、ハルニレ、ミズナラなどの純林。
新緑、紅葉なら気分も最高です。

「1時間半も歩けない」という人は、千ヶ滝駐車場に車を入れ、せせらぎ遊歩道(約1Km)を30分ほど歩くプランを。
小さな子供連れでも安心して歩くことのできる道で、水遊びが可能の場所もあります。

さてさて、どうして堤康次郎がここ千ヶ滝に目をつけたのか?
答えは簡単。沓掛宿(現在の中軽井沢)と草津温泉を結ぶ草津街道沿いにあったから。
さらに堤康次郎は万座温泉の湯を千ヶ滝に引湯するという壮大な計画を立て、群馬県側の浅間山麓の溶岩台地を前橋営林署から買収します。
溶岩流の林立する奇勝に目をつけたのです。
これが現在プリンスホテル経営の「鬼押出し園」。そしてやはり西武グループ直営の「鬼押ハイウェー」につながります。

そして別荘地から千ヶ滝へと続く道も旧草津街道。
残念ながらこの街道、千ヶ滝から峰の茶屋方面へは廃道に。

千ヶ滝
滝壺横には千ヶ滝不動尊もありますが、街道時代には有名なパワースポットでした。慶安年間に御影用水を開削した際に千ヶ滝に不動尊を祀りました


※掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

関連記事

よく読まれている記事

こちらもどうぞ