指宿市の東端、魚見港の背後に聳える標高214.8mの小山が魚見岳。漁師が、頂から錦江湾の魚群を見つけて漁に出たというのがその名の由来で、開聞岳、錦江湾、桜島と広がるその眺望は抜群。山上は魚見岳自然公園として整備され、知林ヶ島(ちりんがしま)を眼下にします。
ダイヤモンドヘッドに似た山の頂は指宿屈指の展望台
魚見岳は、その山容がハワイのダイヤモンドヘッドに似ているため、指宿が「東洋のハワイ」と呼ばれるゆえんにもなっている山です。
尾根沿いに山頂まで車道も通じており、春(3月下旬~4月上旬)は1000本もの桜が咲く花の名所、夜は夜景見物の名所として賑わいをみせています。
また、魚見岳から眼下にする田良岬から沖の知林ヶ島へは冬季を除く干潮時に砂州が現れ、島に渡ることができることから縁結びの地として喧伝されています。
魚見岳は10万年前に噴火した阿多カルデラ(あたかるでら=鹿児島湾南端の湾口部を構成するカルデラ)以前の火山の残存部。
魚見岳南崖の下部の露頭からは黒曜石も採取されています。
指宿は「火山の博物館」とも呼ばれ、カルデラ湖の池田湖や「薩摩富士」と呼ばれる開聞岳など特徴的な場所が数多いのですがが、魚見岳もそのひとつ。
魚見岳自然公園 | |
名称 | 魚見岳自然公園/うおみだけしぜんこうえん |
所在地 | 鹿児島県指宿市東方 |
関連HP | 指宿市観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR指宿駅からタクシーで20分 |
ドライブで | 指宿スカイライン頴娃ICから約27.1km |
駐車場 | 80台/無料 |
問い合わせ | 指宿市観光課 TEL:0993-22-2111 |
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