「北九州」というと、地元では福岡県北九州市のことを指すケースがほとんど。ところがそれ以外では、北部九州を指すケースもあって、これが元で大きな勘違いや誤解が生まれかねません。気象庁も北九州だけでなく、少し範囲を広げたエリアが北九州地方としています。
気象庁と福岡県の見解は一致し、北九州市とその周辺
まずは九州島内の天気予報にも登場する「北九州地方」から。
気象庁は、北九州市、そしてその西側の中間市、水巻町、遠賀町、芦屋町、岡垣町が北九州・遠賀地区とし、東側の海岸沿い、苅田町、行橋市、みやこ町、築上町、豊前市、吉富町、上毛町の京築地区を含めてのかなり広域を「北九州地方」としています。
その西側が「福岡地方」、南側が「筑豊地方」、南端部が「筑後地方」という区分です。
地元で天気予報を見慣れている人は、広範囲の北九州といってもここまでということに。
北九州市だけ、あるいは気象庁の北九州地方が地元の北九州ということに。
関西、中部、関東では、もっと広域にとらえる人が多く、なかには「長崎県あたりも含まれるのでは?」と考える人も。
これが北部九州=北九州の理屈で、「九州の北部なのだから、佐賀県、大分県の北部、場合によっては長崎あたりまで入る」と考える人が多い結果に。
最大の問題は、地元では福岡市は北九州でないこと。
関西、中部、関東で聞けば、「福岡は、北九州の一部でしょ」となるので、ここには大きなギャップが。
気象庁の九州北部地方は、なんと山口県まで含まれ、山口県、福岡県、大分県、佐賀県、長崎県、熊本県という広域。
まあ、関東、中部、関西の人がかなり広域に考えるのも間違えとはいえないことがわかります。
東京にも窓口のある福岡県への移住を推進する「ふくおかよかとこ移住相談センター」の区分けは、「北九州地域」は、気象庁の「北九州地方」とぴったり一致。
福岡県も認定の北九州ということになるのかもしれません。
北九州は、どこのこと!? | |
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