玉簾の滝・飛烟の滝

玉簾の滝・飛烟の滝

神奈川県足柄下郡箱根町湯本、湯本温泉街の施設充実の旅館「天成園」内にある滝が玉簾の滝・飛烟の滝(たまだれのたき・ひえんんたき)。幾筋にも分かれた水が、玉すだれのように美しく散って落ちる玉簾の滝は、清涼感たっぷり。落差8m、幅11mの小さな滝ですが、夏は避暑にも絶好です。

天の成したる園に懸かる美しい滝

玉簾の滝は、美しい水音を響かせ与謝野晶子(よさのあきこ)も、この美しい滝を何度も愛で、 天成園宿泊し、「山荘へ玉簾の瀧流れ入り客房の灯をもてあそぶかな」、「ひまもなく木の雫すれ思へらく玉簾の瀧かばかりならん」という歌を、そして荻原井泉水(おぎわらせいせんすい)も「滝は玉簾れの天女しらぶる琴を聞く」という句を残しています。
天成園の名も、荻原井泉水の「天の成したる園(にわ)」に由来。

天成園内には、落差20m、幅10m、人工的に復元された飛烟の滝もあり、いずれも新緑、紅葉の時期はひときわ見事です。

緑滴る天成園の庭園の奥には、江戸時代に箱根権現(現・箱根神社)・九頭龍社の分霊を小田原藩主・稲葉氏の別荘内に勧請した玉簾神社(たまだれじんじゃ)も鎮座し、毎月21日には、箱根神社の神官によって水の恩恵に感謝する『名水祭』が執り行なわれています。

庭園内に茶屋「たまだれ庵」では、夏には「そうめん流し」も楽しむことができます。

天成園では、自慢の屋上天空大露天風呂などに日帰り入浴が可能。
「憩い処」の食事とセットで、1日のんびりと滞在するファンも多いのが特徴です。
宿泊では、源泉かけ流しのプライベート露天の付いた露天風呂付き客室も人気。

安山岩と溶岩の間、礫層から伏流水が滴る

地質的には、箱根火山の基盤をつくる須雲川安山岩と箱根火山の前期中央火口丘から流出した溶岩流の間の礫層から伏流水が流れ出るもの。
明治20年代半ばに、読売新聞社主・子安峻が5銭の入場料をとる「滝の前遊園」を整備したのが滝通り界隈の始まりで、当初は政財界人の別荘が軒を連ねていました。
小田原藩主・稲葉氏の別荘として建てられた飛烟閣(ひえんかく=与謝野晶子など文化人が利用した建物ですが、閉館)を含む敷地一体を旅館にしたのが天成園です。
滝通り周辺で温泉の試掘が始められたのは関東大地震以降で、関東大震災で玉簾の滝、飛烟の滝は崩れて土砂に埋もれています。
現在の玉簾の滝は昭和になって掘り出されたもの。

玉簾の滝・飛烟の滝
名称 玉簾の滝・飛烟の滝/たまだれのたき・ひえんのたき
所在地 神奈川県足柄下郡箱根町湯本682天成園内
関連HP 天成園公式ホームページ
電車・バスで 箱根登山鉄道箱根湯本駅からタクシーで5分
ドライブで 小田原厚木道路箱根口ICから約5km
駐車場 天成園駐車場(170台/有料)
問い合わせ 天成園 TEL:0460-83-8500
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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日本全国を駆け巡るプレスマンユニオン編集部。I did it,and you can tooを合い言葉に、皆さんの代表として取材。ユーザー代表の気持ちと、記者目線での取材成果を、記事中にたっぷりと活かしています。取材先でプレスマンユニオン取材班を見かけたら、ぜひ声をかけてください!

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