神奈川県葉山町にある、知る人ぞ知る棚田が葉山の棚田(上山口の棚田)。「朝日新聞創刊130周年」、「森林文化協会創立30周年」記念で選定された「にほんの里100選」のひとつ。水は湧水を利用し、葉山牛の牧舎で使う藁(わら)から堆肥(たいひ)をつくるなど、「健やかで美しい里」が評価されて「にほんの里100選」に選定。
三浦半島に残る貴重な棚田
湧水を最上部の貯水槽に集め、そこから各田に給水しています。
棚田近くを古代の東海道(足柄峠〜国府津〜鎌倉〜逗子〜観音崎・走水〜船で上総へ)が通じていることから古くから拓けた地であることがわかります。
棚田も江戸時代に築かれたもの。
昭和30年代には千枚田のように広がっていましたが、高齢化や後継者不足で休耕田も増えています。
かつては三浦半島の山間部には多くの棚田がつくられていましたが、今ではこの上山田など数ヶ所に残るのみとなっています。
田んぼの畦(あぜ)などは立入禁止なので、マナーを守って公道から見学を。
アプローチの場合には、杉山神社、上山口会館、手打ちそば「和か菜」を目標に。
画像協力/葉山町
名称 | 葉山の棚田(上山口の棚田)/はやまのたなだ(かみやまぐちのたなだ) |
所在地 | 神奈川県三浦郡葉山町上山口2753 |
電車・バスで | JR逗子駅から京急バスで上山口小学校下車、徒歩5分 |
ドライブで | 横浜横須賀道横須賀ICから約4.5km |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag