神奈川県秦野市、丹沢山系・塔ノ岳から流れ出る水無川の砂防施設のひとつが、戸川堰堤(とかわえんてい)。秦野戸川公園の水辺広場として使われる堰堤で、昭和16年に神奈川県が築造し、昭和25年にかさ上げされたという珍しい二段式堰堤。国の登録有形文化財に指定されています。
秦野戸川公園を流れる水無川にあるレトロな砂防堰堤
堤高は上段が8m、下段が7m、堤長は上段189m、下段171m。
堤体表面と下部は谷積石張りで(堤体表面は平石の隅を立てて積む谷積み、隅部は五角形の切石)、かさ上げ部はコンクリート構造です。
現在は、秦野戸川公園の水辺広場として活用されています。
水遊びゾーンの下部に位置するため、水無川駐車場や、ふれあい橋側から眺めることが可能。
水無川には、昭和7年、内務省が直轄事業で築いた猿渡堰堤、山ノ神堰堤もあり、いずれも国の登録有形文化財に指定されています。
戸川堰堤 | |
名称 | 戸川堰堤/とかわえんてい |
所在地 | 神奈川県秦野市堀山下・ 戸川 |
関連HP | 秦野市公式ホームページ |
電車・バスで | 小田急渋沢駅から神奈川中央交通大倉行きバスで終点下車 |
ドライブで | 東名高速道路秦野中井ICから約8km |
駐車場 | 水無川駐車場(87台/30分まで無料、以降有料) |
問い合わせ | 秦野市文化スポーツ部生涯学習課文化財・市史担当 TEL:0463-87-9581 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag