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横浪黒潮ライン

横浪黒潮ライン

高知県土佐市と須崎市を結び、横浪半島(よこなみはんとう)を走り抜けるドライブウェイが横浪黒潮ライン。足摺岬と室戸岬のほぼ中間に位置し、リアス式海岸の海岸美の横浪半島。横浪半島の稜線を走る横浪黒潮ラインは、内海と太平洋の両方を展望する18.8kmの快適なドライブコース。

美しい波穏やかな浦ノ内湾

現在は高知県道47号(横浪公園線)ですが、昭和48年12月開通、平成10年12月10日に無料開放された横浪有料道路が前身。

横浪半島には標高255.4mの宇津賀山を最高峰として200m内外の山々が連なっており、横浪半島によって外海と隔てられた浦ノ内湾が入口から奥までが3里(約12km)あり、湾口からの波が横に波紋を広げるため横浪三里と呼ばれています。

車窓から眺めるリアス式海岸特有の入り組んだ枝湾の風景が美しく、武市半平太像が設置される須ノ浦パーキング、帷子崎展望台(かたびらざきてんぼうだい)がおもな展望休憩スポット。
帷子崎展望台は、室戸岬、足摺岬という両方の岬が眺望できる貴重な場所です。

さらに横浪半島の東端には五色ノ浜、竜の浜(ドラゴンビーチ)、向萩の浜、そして青龍寺(四国八十八ヶ所霊場第36番札所)があります。
沿線の高台には、幕末の志士で、土佐勤王党の盟主・武市瑞山(たけちずいざん)の銅像も(昭和54年建立)。

横浪黒潮ラインから見下ろす浦ノ内湾(横浪三里)は魚介の養殖が盛んで、湾の奥では船上で魚介類を焼いて食。べる野趣に富んだ「海賊焼」が名物。
湾内(埋立〜松ケ崎〜深浦〜今川内〜福良〜須ノ浦〜横浪〜鳴無〜横浪〜坂内間)には浦ノ内湾(横浪三里)のシンボル、須崎市営巡航船が走り、通学の児童生徒を乗せて湾内を進み、海辺の住民の大切な足となっています。

楠みちはるの漫画『シャコタン☆ブギ』にもたびたび登場。

横浪黒潮ライン
名称 横浪黒潮ライン/よこなみくろしおらいん
所在地 高知県土佐市〜須崎市
関連HP 須崎市観光協会公式ホームページ
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

青龍寺(四国八十八ヶ所霊場第36番札所)

804(延暦23)年、遣唐使の一員として唐に渡った空海(弘法大師)は長安の青龍寺で恵果阿闍梨(けいかあじゃり)に真言密教の教えを受けます。帰国した空海は横浪半島の先端の山上(現・土佐市)に一宇を建立して不動明王を安置。それが青龍寺(しょうり

五色ノ浜・伊坂ノ鼻(五色ノ浜の横浪メランジュ)

高知県土佐市宇佐町、横浪黒潮ライン・高知県道47号(横浪公園線)の走る横浪半島の東端にある美しい浜が五色ノ浜・伊坂ノ鼻。五色の石が転がる小さな浜ですが、国の天然記念物に指定される「五色ノ浜の横浪メランジュ」と呼ばれる地層が見られる場所にもな

武市瑞山銅像

高知県須崎市、横浪半島(よこなみはんとう)を走り抜けるドライブウェイ、横浪黒潮ライン・高知県道47号(横浪公園線)途中にある銅像が武市瑞山銅像(たけちずいざんどうぞう)。高知県内各地に建立される「土佐偉人銅像」のひとつで、勤王の志士・武市瑞

帷子崎展望台

高知県須崎市浦ノ内、横浪半島(よこなみはんとう)を走り抜けるドライブウェイ、横浪黒潮ライン・高知県道47号(横浪公園線)途中にある展望台が帷子崎展望台(かたびらざきてんぼうだい)。帷子崎の付け根、半島の尾根上にある展望地で、室戸岬、足摺岬の

宇佐大橋

高知県土佐市、宇佐漁港と横浪半島を結ぶ全長645mの橋が、宇佐大橋。昭和48年に宇佐大橋が架橋されるまでは福島~井尻間の渡船(宇佐の渡し・龍の渡し)を利用していました。橋のたもとには「渡し場の跡」碑も立っています。橋の完成で横浪黒潮ラインで

鳴無神社

高知県須崎市、横浪半島の浦ノ内湾側に鎮座する古社が、鳴無神社(おとなしじんじゃ)。もともとの参道は海から入るようにつくられることから、「土佐の宮島」とも。寛文3年(1663年)、土佐藩2代藩主・山内忠義(やまうちただよし)が再建した本殿・幣

 

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