長崎県雲仙市、ホームの横には有明海・諌早湾(いさはやわん)が迫り、有明海越しに対岸の多良岳を眺望するという絶景の駅が、島原鉄道・古部駅(こべえき)。1時間に1〜2本、ディーゼルカーが通るだけののんびりした無人駅で、島式のホームへは構内踏切(遮断機・警報機無し)を渡って到達する仕組み。
駅舎もないホームだけの無人駅が、CMで大注目されるように

広告代理店が、古部駅の絶景を見逃すはずもなく、2023年にはCoca-Cola GEORGIA Coffee CM 『毎日って、けっこうドラマだ。秋』で人気シンガソングライター・米津玄師(よねづけんし)が「毎日って、けっこうドラマだ。」のフレーズの中で、ホームで「GEORGIA Coffee」を美味しそうに飲むシーンが流れました。
島原鉄道では、「幸せの黄色いハンカチ」の大三東駅(おおみさきえき)が「日本一海に近い駅」を標榜し、多くの旅人が訪れていますが、古部駅も米津玄師が訪問したことで、注目度はがぜんアップ。
「毎日って、けっこうドラマだ。」という「GEORGIA Coffee」のフレーズ通り、日常から離れた静かな時間を過ごせる特別な場所となっています。
映画のワンシーンのような風景、それが古部駅です。
歴史的には、大正元年10月10日、古部村の玄関駅として開業。
大正15年、古部村は、東隣の伊福村と合併し、大正村に。
その後瑞穂町を経て、雲仙市の一部になっています。

米津玄師のCMで大注目、有明海と多良岳を望む「絶景の無人駅」へ! | |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag