熊本県天草市河浦町﨑津にあるのが﨑津漁港。キリスト教の潜伏期から復活期の足跡が残る﨑津集落は、世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産のひとつで、一帯の漁村風景は、平成8年に「日本の渚百選」、平成13年には「日本のかおり風景百選」に選定。
日本の渚百選に選定された港
その昔、1569(永禄12)年にルイス・デ・アルメイダ神父により、この地にキリスト教が布教されて以来、明治6年にキリシタン禁制が解かれ大江教会の巡回地となるまで、小さな入江の村、崎津の人々も潜伏キリシタンとして信仰を守ってきました。
そのシンボルが、崎津漁港に臨んで建つ﨑津教会(崎津カトリック教会)です。
禁教時代、庄屋宅で踏み絵がある際には、早々と漁に出てしまったという話が残る漁師町です。
また、﨑津漁港には地元﨑津や天草近海でとれた新鮮な水産物や加工品、農産物などを販売する直売所「きんつ市場」があります。
﨑津では、ホウボウ(魴鉘)のことを「きんつ」と呼び、底引き網で捕獲されています。
直売所に方々(ホウボウ)から来訪してもらい、それを宝々(ホウボウ)とするというのが名の由来です。
﨑津漁港 | |
名称 | 﨑津漁港/さきつぎょこう |
所在地 | 熊本県天草市河浦町崎津 |
ドライブで | 富岡港から約31km。または、九州自動車道松橋ICから約104km |
駐車場 | あり |
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