熊本県熊本市中央区、熊本地震からの復興が進み、天守も公開される熊本城。必見のスポットが、「飯田丸ゾーン」にある二様の石垣(にようのいしがき)。やや緩やかな傾斜の石垣と急峻な石垣が同時に見学できる場所で、なだらかな方が加藤清正の築城時代の石垣で、急峻な方はのちの細川時代の増築と推測できます。
加藤清正築城時の石垣と細川家時代の石垣を同時に見学
「飯田丸ゾーン」にある二様の石垣は、石垣を積む技術の進化が分かる貴重な資料なので、見落とさぬようご注意を。
細川時代が急なのは、急な角度を出すことができる算木積み(さんぎづみ)という工法が開発された後のもの。
長方形の石の長辺と短辺を交互に組み合わせることによって急な石垣が完成したのです。
加藤清正時代の石垣は、下部がなだらかで一見登りやすそうだが、上部は直立し、武者返しと呼ばれています。
熊本城・二様の石垣 | |
名称 | 熊本城・二様の石垣/くまもとじょう・にようのいしがき |
所在地 | 熊本県熊本市中央区本丸1-1 |
関連HP | 熊本城公式ホームページ |
電車・バスで | JR熊本駅から市電で10分、熊本城前下車、徒歩10分 |
ドライブで | 九州自動車道熊本ICから約9km |
駐車場 | 熊本城二の丸駐車場(160台/有料) |
問い合わせ | 熊本城総合事務所 TEL:096-352-5900/FAX:096-356-5655 |
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