熊本県八代市坂本町にあるJR肥薩線(ひさつせん)の駅が坂本駅。明治41年6月1日に 帝国鉄道庁が開設した歴史ある駅で、明治42年11月21日〜昭和2年10月17日の間は、鹿児島本線の扱い。駅の横を球磨川が流れ、特急「かわせみ やませみ」と特急「いさぶろう・しんぺい」の停車駅にもなっています。
近代化産業遺産に認定される歴史ある駅舎
往時の駅舎が現存し、経済産業省の近代化産業遺産「九州南部における産業創出とこれを支えた電源開発・物資輸送の歩みを物語る近代化産業遺産群」(南九州近代化産業遺産群)、さらに「全国に遍く人と物を運び産業近代化に貢献した鉄道施設の歩みを物語る近代化産業遺産群」に認定されています。
昭和27年には、坂本駅と十条製紙(後の西日本製紙)坂本工場を結ぶ1055mの専用線が開通していますが、昭和58年4月1日に廃止。
十条製紙坂本工場は、九州で初めての近代的製紙工場(創業時は東肥製紙坂本工場)として明治31年創業。
昭和63年に閉鎖され、坂本工場跡は、「くまがわワイワイパーク」という公園として整備されています。
また坂本駅の貨物ホームの跡、専用線の橋台や隧道、さらには工場付属の水力発電所の深水発電所と鮎帰発電所などが現存しています。
坂本駅 | |
名称 | 坂本駅/さかもとえき |
所在地 | 熊本県八代市坂本町坂本松崎4269 |
関連HP | JR九州公式ホームページ |
ドライブで | 九州自動車道八代ICから約12km |
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