人吉機関庫

人吉機関庫

熊本県人吉市にあった日本国有鉄道の人吉機関区の車庫が、人吉機関庫。明治41年6月1日、官設鉄道の八代〜人吉駅間延伸に伴い明治44年11月に機関庫(機関車庫)として築かれたもの。往時の機関庫が現存し、JR肥薩線の関連遺産として、経済産業省の近代化産業遺産に認定されています。

石造部分は、明治44年11月の創建時のもの

人吉機関庫

明治41年11月21日に鹿児島本線全通(現在の肥薩線が当時の鹿児島本線でした)により、矢岳越え区間専用機関車として3100形蒸気機関車を配属。
肥薩線の坂本駅、白石駅、大畑駅(給水塔も現存)、矢岳駅、真幸駅、大隅横川駅(国の登録有形文化財)、嘉例川駅(国の登録有形文化財)とともに「全国に遍く人と物を運び産業近代化に貢献した鉄道施設の歩みを物語る近代化産業遺産群」(JR肥薩線の関連遺産)、「九州南部における産業創出とこれを支えた電源開発・物資輸送の歩みを物語る近代化産業遺産群」(南九州近代化産業遺産群)として認定されたもの。

石造部分は、明治44年11月の創建時のもの。
第二次世界大戦後に輸送力向上の一環として、昭和27年に東側の鉄骨造り部分、昭和23年に西側の鉄骨造り部分が増築され、肥薩線と湯前線(現・くま川鉄道)の車両整備に使われてきました。
現在も現役の電車区として活用され、「SL人吉」の給水作業や灰の清掃作業、車両の給油・点検作業や洗浄に使用されています。

平成29年、JR九州が人吉機関庫を明治44年の建設当初の姿に復原(西側の鉄骨トラス造り、東側のレール造りを撤去)。
人吉機関庫西側の見学スペースを拡大して人吉機関庫を身近に見学することが可能になっています(見学スペース横には往時の転車台も現存)。

さらに「人吉鉄道ミュージアムMOZOCAステーション868」からの眺望も良くなっていて、「SL人吉」の出入りもよくわかります。

名称 人吉機関庫/ひとよしきかんこ
所在地 熊本県人吉市中青井町326-1
電車・バスで JR人吉駅から徒歩2分
ドライブで 九州自動車道人吉ICから約2km
駐車場 人吉駅前有料駐車場を利用
問い合わせ 人吉鉄道ミュージアムMOZOCAステーション868 TEL:0966-48-4200
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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