九州北部で行なわれる秋祭りが『くんち』。日本三大くんちに数えられるのは、博多おくんち(福岡県福岡市)、唐津くんち(佐賀県唐津市)、長崎くんち(長崎県長崎市)。名前の由来は、旧暦の9月9日(重陽の節句)に行なわれたから、収穫物を神に供える「供日(くにち)」など諸説あり定かでありません。
博多おくんち
祭礼日:毎年10月23日〜10月24日
場所:福岡県福岡市博多区
神社:櫛田神社(博多の総鎮守)
歴史:もともとは11月23日に行なわれていた『新嘗祭』(にいなめさい・しんじょうさい)が起源で、昭和28年から1ヶ月繰り上げて『博多おくんち』として斎行。
唐津くんち
祭礼日:毎年10月23日〜10月24日
場所:佐賀県唐津市
神社:唐津神社『唐津神祭』
歴史:唐津神社の秋季例大祭で、御神輿で御旅所に渡る御神幸は、寛文年間(1661年~1673年)頃から。
備考:ユネスコ無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」(登録33件)のひとつで国の重要無形文化財
長崎くんち
祭礼日:毎年10月7日〜9日
場所:長崎県長崎市
神社:鎮西大社 諏訪神社
歴史:寛永11年(1634年)、豊前国中津(現・大分県中津市)出身の遊女の高尾と音羽のふたりが謡曲「小舞」を奉納したことに創始。徳川家光の治世で、潜伏キリシタンの弾圧政策が背景に。
備考:「長崎くんちの奉納踊」として国の重要無形民俗文化財に指定
日本三大くんちとは!? | |
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