京都府京都市上京区にある真言宗智山派の古刹で吉田兼好の『徒然草』にも登場するのが千本釈迦堂。藤原秀衡の孫という義空上人の開創。正式名は大報恩寺だが、釈迦如来を祀ることから千本釈迦堂とも。安貞元年(1227年)の創建時そのままの姿をとどめる本堂は、京都最古の仏堂遺構で国宝。
12月の『大根焚き』は、京都の冬の風物詩
『徒然草』228段には「千本の釈迦念仏は文永の比(ころ)如輪上人これを始められけり」と、記されています。
本堂を建てた大工棟梁・長井高次を助け、命を絶った妻・おかめ(阿亀)の伝説があり、境内にはおかめの像が立てられています。
本尊の木造釈迦如来坐像、木造十大弟子立像10躯、木造六観音像6躯、造千手観音立像、銅造誕生釈迦仏立像などは、国の重要文化財。
毎年12月7・8日に行なわれる大根焚きは、京都の冬の風物詩のひとつで、この大根を食べると中風など諸病除けになるといわれています。
2月の節分に行なわれる『おかめ節分会』(阿亀節分会)はお多福招来を願うにぎやかな行事。
千本釈迦堂 | |
名称 | 千本釈迦堂/せんぼんしゃかどう |
所在地 | 京都府京都市上京区五辻通七本松東入溝前町1305 |
関連HP | 千本釈迦堂公式ホームページ |
電車・バスで | JR京都駅から市バスで30分、上七軒下車、徒歩3分 |
ドライブで | 名神高速道路京都南ICから約9km |
駐車場 | 20台/無料 |
問い合わせ | 千本釈迦堂 TEL:075-461-5973/FAX:075-461-5974 |
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