松ヶ崎大黒天(妙円寺)

松ヶ崎大黒天(妙円寺)

京都市左京区にある日蓮宗の寺、松崎山(しょうさきざん)妙円寺。江戸時代初期の元和2年(1616年)、本涌寺(関西で初めて日蓮宗の檀林=松ヶ崎檀林、現・涌泉寺)内に建てられた日英の隠居所に始まる寺ですが、松ヶ崎大黒天(「松ヶ崎の大黒さん」)としての名が京都では有名。

大黒天像は最澄(伝教大師)の作

本尊の大黒天像は最澄(伝教大師)の作と伝えられ、京の子丑の方角(表鬼門)に祭祀され、鬼門守護の福の神として信仰されています。
ご利益は寿福円満、開運招福、商売繁盛。

昭和44年1月20日、信者の献灯により堂宇が焼失しましたが、この大黒像は火、消火の水などの災禍を免れたため、「火中出現、火伏守護の大黒さま」としても崇拝されています。

縁日は年約6回の『甲子祭』(60日に一回)で、甲子祭限定の御朱印も用意(『甲子祭』の前夜19:00に、御開帳が行なわれ、加持祈祷を厳修)。
正月(1月)最初の『甲子祭』は、『初甲子大祭』として賑わいます。
日本最古の七福神といわれる都七福神の大黒天となっています。

高台に位置するため、境内からは京都市街を眺望。

取材協力/松ヶ崎大黒天(妙円寺)

名称 松ヶ崎大黒天(妙円寺)/まつがさきだいこくてん(みょうえんじ)
所在地 京都市左京区松ヶ崎東町31
関連HP 松ヶ崎大黒天(妙円寺)公式ホームページ
電車・バスで 京都市営地下鉄烏丸線松ヶ崎駅から徒歩20分
ドライブで 名神高速道路京都東ICから約11km
駐車場 8台/無料
問い合わせ TEL:075-781-5067
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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