二条城・鳴子門

二条城・鳴子門

二条城・二の丸庭園の西、内堀沿いに北面して建つのが桃山門。南側の桃山門と対を成し、本丸への通路を守備する門のひとつ。この門を通って南下すると本丸の入口、本丸楼門(本丸東櫓門)となります。脇戸付一間門という小振りな切妻造り、本瓦葺きの四脚門は、国の重要文化財に指定。

防備性よりは格式重視の四脚門

二条城・鳴子門
白い土塀部分が鳴子門、背後の屋根は二の丸御殿、右の石垣が本丸

正・背面に4本の控柱を立てていることから形式的には四脚門ですが、正面の控柱の出が小さいため、少し四脚門とは異なる様相に。
もしこの控柱が破壊されると、門は簡単に倒れてしまうという構造上の欠点があるため、それを補うように控柱の出を小さくしたと推測できます。

二条城では唐門が四脚門ですが、本丸警備の門に四脚門を採用するのは稀で、築かれたのが後水尾天皇の二条城行幸を控え、本丸を拡張した寛永2年(1625年)〜寛永3年(1626年)なので、防備性よりは格式重視ということに。

二条城・鳴子門
名称 二条城・鳴子門/にじょうじょう・なるこもん
所在地 京都府京都市中京区二条通堀川西入ル二条城町541
関連HP 元離宮二条城公式ホームページ
電車・バスで 地下鉄東西線二条城前駅下車、徒歩2分で東大手門。JR京都駅から市バスで17分、二条城前下車、徒歩1分で東大手門
ドライブで 名神高速道路京都南ICから約7.7km
駐車場 第1駐車場(120台/有料)、第3駐車場(20台/有料)
問い合わせ 二条城 TEL:075-841-0096/FAX:075-802-6181
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

二条城

徳川家康が京都の守護と上洛時の宿泊場所として1603(慶長8)年に築造し、3代将軍・徳川家光が伏見城の遺構を移すなどして1626(寛永3)年に完成したのが二条城(元離宮二条城)。1867(慶応3)年に15代将軍・慶喜が大政奉還を行なうまで京

二条城・鳴子門

二条城・鳴子門

二条城・二の丸庭園の西、内堀沿いに北面して建つのが桃山門。南側の桃山門と対を成し、本丸への通路を守備する門のひとつ。この門を通って南下すると本丸の入口、本丸楼門(本丸東櫓門)となります。脇戸付一間門という小振りな切妻造り、本瓦葺きの四脚門は

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