京都市が2025年10月11日発表した「京都観光総合調査」によると、2024年に市内を訪れた外国人観光客が前年比53%増の1088万人、日本人は4.6%増の4319 万人。宿泊者数で見ると53.2%増の821 万人、対する日本人は13.8%減の809万人、ついに訪日外国人観光客が過半数を上回る結果に。
日本人は京都での宿泊を避ける傾向も

関西圏や中京圏からの日帰り観光客も多いため、観光客全体で見れば、日本人の方が多いのですが、急速に増えているのが宿泊者数。
逆に日本人は「京都を避ける」というのが数字的にも証明されています。
京都を訪れる訪日外国人観光客数は、過去最高だった新型コロナウイルス禍前の2019年の886万人を上回り、過去最高に。
宿泊者が増えたのは、円安などが追い風になっていると推測されています。
地域別でみると、訪日外国人宿泊者の過半をアジアが占め、中国が2.6倍、台湾が2割増という結果に。
中国からの宿泊者も以前のような団体ではなく、個人旅行だという点にも注目を。
アメリカ、オーストラリアなども増えています。
京都市の観光消費額も24%増の1兆9075億円と過去最高を更新。
訪日外国人宿泊者が多いため、大型のトランクを持って路線バスに乗り、地元住民が窮屈な思い、あるいは乗れない事態なども発生し、オーバーツーリズムの問題も生まれています。
「ザ・プリンス 京都宝ヶ池」などでは京都駅に窓口を設けて、荷物をホテルまで搬送するサービスも行なっています(プリンスホテルは有料サービス)。
また、JR東海は、京都市内の300ヶ所ほどのホテルに荷物を当日配送する有料サービスも開始し、手ぶらでの京都観光をPRしています。
京都市内のホテルの宿泊単価は当然アップしていますが、大津や奈良など、料金的にもさほど高くなく、しかも京都に近い場所に宿を取るという手もおすすめです。
「びわ湖大津プリンスホテル」の宿泊者は、京都駅「プリンスホテルウエルカムカウンター」(京都駅新幹線八条口)で荷物を預け、手ぶらで京都を観光(荷物はホテルに届いています)という手も。

| 京都市内に泊まる観光客、外国人が半数以上! | |
| 掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |




















