駅が展望台! 「日本一の絶景駅」とも称される日立駅は日の出も見事

日立駅

日立の地名は、水戸黄門こと徳川光圀が「朝日の立ち上る様は領内随一」と語ったことが名の由来とのことですが、それを具現化しているのが、JR常磐線日立駅。海から昇る日の出も見事で、「日本一の絶景駅」とも称されていますが、駅舎兼自由通路が展望台としての機能も備えています。

美術館のような素敵な駅は、海を眺める展望台

「金沢21世紀美術館」などで知られる日立市出身の女性建築家で、「ふるさと日立大使」でもある妹島和世(せじまかずよ)の作品で、お洒落な美術館のような外観です。
父親が日立製作所の技術者で、高校時代には日立駅を通学に使っていたというゆかりの女性は、今や世界的にも名を知られた建築家に。

2010年には、「建築界のノーベル賞」といわれるプリツカー賞を受賞、2012年にはフランスの「ルーヴル・ランス」(ルーヴル美術館の別館)の設計を手掛けていますが、日立駅はその中間、2011年の完成。
美しいガラス張りの橋上駅舎は、2012年にグッドデザイン賞を、2014年には鉄道関連では唯一の国際デザインコンペティション「ブルネル賞」の優秀賞を受賞するなど、数々の栄誉にも輝いています。

自由通路の東側先端にある展望イベントホールがあり、ホール内には、妹島氏が代表を務めるSANAAがデザインした「フラワーチェア」が設置されてのんびりと海を眺めることができます。
妹島氏が「市内のいたるところから見える太平洋が、駅から見えないことを残念に思っていた」とのことで、2006年に日立駅のデザイン監修者となりましたが、すでに自由通路をどこに通すかなどは決まっていて、設計の自由度は限られていたのだとか。

そんな中で誕生した日立駅の新駅舎は自由通路がガラス張りで、海側(東口)には展望台のような展望イベントホールと、全面ガラス張りの喫茶「シーバーズカフェ」(まるで海に浮いているようなデザインの絶景天空カフェ)を備え、大海原が目に飛び込んできます。

2019年9月には自由に弾くことができる「えきピアノ」も設置、スタイリッシュな駅はさらに磨きをかけ、「建築によってウチとソトを繋げたい」、「どこまでも際限なく広がる日立の海と空と人々の生活を繋ぐ空間、人の心を豊かに、楽しめる空間としての駅をつくる」という妹島デザインは完成形に近づいています。

海から昇る日の出を見るためには、日立駅周辺のホテルに泊まるしかありませんが、西口側に「ホテルテラス ザ スクエア 日立」などのシティホテルがあるので、宿泊したらぜひ早起きして朝日を眺めに日立駅へ。

駅が展望台! 「日本一の絶景駅」とも称される日立駅は日の出も見事
名称 日立駅/ひたちえき
所在地 茨城県日立市幸町1-1-1
駐車場 駅前広場駐車場(8台/30分まで駐車可能、無料)
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
絶景駅

日本の絶景駅 15選

全国数ある鉄道駅(およそ9500駅)の中から、絶景の駅として人気のある15駅を紹介しましょう。海岸の駅、そして無人駅が多いのが特徴です。景色に対する感動は個人差があるので、あえて順位は付けていません。これをヒントに、お気に入りの絶景駅を目指

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

よく読まれている記事

こちらもどうぞ