湖の大きさランキング　 TOP20

日本の湖沼ビッグ3は、琵琶湖、霞ヶ浦、サロマ湖ですが、琵琶湖以下のランキングはあまり知られていません。TOP10は、以下、猪苗代湖、中海、屈斜路湖、宍道湖、支笏湖、洞爺湖、浜名湖の順です。浜名湖よりも屈斜路湖、支笏湖、洞爺湖の方が大きいのは少し意外かもしれません。

中学受験問題ではその成因が出題される

どうして巨大な湖が誕生したのかという成因をたどると、日本最大の湖である琵琶湖は、断層湖。
断層運動によってできた凹地に河川などで水が供給されたものですが、琵琶湖は100万年以上前から存在する世界屈指の古代湖で、誕生当時は現在の三重県伊賀にあり、プレートとともに移動していることがわかっています。

2位の霞ヶ浦、3位のサロマ湖はともに海岸部にある海跡湖。
何らかの原因で海から分かれてできた湖で、砂の堆積で砂州が伸びて、海と隔てられてできたのがサロマ湖です。
砂州部分は龍宮街道と呼ばれる原生花園で、かつてはここに街道（国道）が通っていました。

6位の屈斜路湖は、屈斜路カルデラという巨大なカルデラ内に水が溜まったもの。
火山の噴火で、山体内部が空洞化して崩落、こうして誕生した大規模な凹地に水が溜まってできた湖です。
カルデラは、まるで釜、鍋のようという意のスペイン語です。
20位の摩周湖もカルデラ湖ですが、屈斜路カルデラ内の摩周カルデラという二重構造になっているという特異な存在です。

あまり知られていない成因ですが、近年では私立中学の受験問題に出題されることも多く、地理の基本知識のひとつとなっています。

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