成田空港第3ターミナル(LCCで安くフライト)を攻略!

成田空港第3ターミナル

2015年4月8日にオープン、2025年で10周年となった成田空港第3ターミナル。LCC専用ターミナルですが、ライバルの羽田空港が国際化を目指す中、成田空港の最終兵器(リーサル・ウェポン)とも呼ばれるのが、第3ターミナル。国内線、国際線を問わず、便利に快適に、安価なLCCを利用する方法とは!?

成田空港の切り札ともなっているのがLCC

成田空港第3ターミナル

2015年4月8日に運航したジェットスター・ジャパンの初飛行の航路は、成田〜新千歳便。
現在も成田空港(第3ターミナル)を起点に、新千歳、旭川、大阪(関西国際空港)、高松、松山、高知、福岡、長崎、大分、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄に飛び、最大の拠点空港になっています。

この第3ターミナルの完成によって日本にLCCの時代がやってきたといっても過言ではありません。
第3ターミナルは、第2ターミナルの北側500mの場所にオープン、手狭になったことで2022年に増築され(面積は倍増)、第2ターミナルとの距離も300mにまで縮まっています。

その背景にあったのが、成田空港が力を入れた国内線も含むLCCの充実。
成田国際空港会社(NAA)の田村明比古社長は2025年2月の定例記者会見で「LCCの充実で、成田は我が国で6番目に大きい『国内線の空港』にもなった」と胸を張っています。

現在では第1ターミナル、第2ターミナルを拠点とするLCCもあるため、旅客数全体に占めるLCCの割合も4割以上を占めるまでになっています。

成田空港は、2029年3月を目標に「ワンターミナル」化を打ち出していますが、それまでは第3ターミナルを上手く攻略することが、エコノミーな旅の実現につながることに。

成田空港第3ターミナル

第2ターミナルまでスカイライナー利用

成田空港第3ターミナル

一般的に考えられるアプローチ方法が、第2ターミナルまで京成のスカイライナーなどで到達して、そこから連絡バスなどでの移動。
スカイライナーの終点は成田空港駅で、ひとつ手前が、空港第2ビル駅です。
成田空港駅から徒歩5分で、第1ターミナル。
第2ターミナルは、空港第2ビル駅から徒歩5分です。
第3ターミナルは、第2ターミナル横なので、空港第2ビル駅が最寄り駅。
ここを頭に入れて、空港第2ビル駅を下車、第3ターミナルへとあるくことに(徒歩10分程度必要です)。

ターミナル間を循環するバスは、T1(第1ターミナル)、T3(第3ターミナル)、T2(第2ターミナル)の順に停車。
T3(第3ターミナル)、T2(第2ターミナル)は3分ですが、これは帰路の際にしか使えません。

T2とT3を循環するバスもあって、T2(第2ターミナル)からT3(第3ターミナル)へは所要6分。
重い荷物を持ってターミナル間の移動をしたくない場合は、このバスの利用がおすすめです。

成田空港第3ターミナル

第3ターミナルには高速バスが便利、早朝便なら前泊も

実は「歩かないで済む」方法もあるのです。
それが高速バス。

京成バスが運行の「エアポートバス東京・成田」(東京駅・銀座駅〜成田空港線)なら、東京駅〜成田空港第3ターミナルは所要1時間2分ほど。
早朝5:00発の便もあるので、東京駅にさえたどり着けるのなら早朝便にも間に合いそうです。

同様に京成バス「成田シャトル池袋線」も池袋駅西口〜第3ターミナルを1時間22分で結んでいます。
WILLER、国際興業バスとの共通運行で、早朝便も用意されています。

LCCの国内線も早朝便は利用者に不便ということで料金は安めの設定され、狙い目ですが、「とても乗れない時間帯」です。
だからといって諦めるのは残念無念。

そこで裏技が、空港周辺のホテルに宿泊し、連絡バスで早朝便に間に合わせるというプラン。
連絡バスが、早朝に運行されるという条件が付きますが、上手く利用すると、前泊分の宿泊料を加算しても日中の便よりも安くなることがあるので、ぜひ、一度、調べてみてください。
アートホテル成田、東横INN成田空港本館、成田ゲートウェイホテル、マロウドインターナショナルホテル成田、ホテル日航成田(意外にお手軽プランがあることも)あたりはプランを要チェックです。

ただし連絡バスは第3ターミナルには寄らず、第2ターミナルと第1ターミナルだけなので、第2ターミナルから5分ほど歩く必要があります。

ホテル日航成田の空港連絡バス
ホテル日航成田の空港連絡バス
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