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夏は涼しい洞窟探検! 中国地方おすすめ鍾乳洞9洞

夏は涼しい洞窟探検! 中国地方おすすめ鍾乳洞9洞

中国地方の鍾乳洞は秋吉台の秋芳洞を筆頭に、山口県(秋吉台)、岡山県の新見市、真庭市のカルスト地帯、そして広島県の帝釈峡(たいしゃくきょう)を生みだしたカルスト台地に観光的に入洞できる鍾乳洞があります。探勝時間が30分を超えるような鍾乳洞には盛夏でも上着持参が必要です。

岡山県

井倉洞|岡山県新見市

所在地:岡山県新見市井倉409
総延長:1200m
洞窟内の温度:15度前後
歴史:井倉峡の最上流にあり、昭和33年に発見
概要:洞内探勝は所要40分ほどで、洞内ではライトアップされた奇岩怪岩が迫力満点
落差50mもの地軸の滝も落ちています

井倉洞

岡山県新見市の井倉峡の最上流にあり、昭和33年に発見された総延長1200mの鍾乳洞が井倉洞。一帯は阿哲台(あてつだい)と呼ばれるカルスト台地で、阿哲台の中央部に位置する草間台にあるのが井倉洞です。石灰岩が長い年月の間に地下水で浸食されてでき

満奇洞|岡山県新見市

所在地:岡山県新見市豊永赤馬2276-3
総延長:450m
洞窟内の温度:12度〜15度
歴史:江戸時代末期、猟師が狸を追っていて発見
昭和4年、歌人の与謝野鉄幹・晶子夫妻がにここを訪れた際に、「奇に満ちた洞」と詠い、満奇洞の名が誕生
概要:映画『八つ墓村』(昭和52年)のロケ地
洞内はライトアップされ、無数の石筍「五百羅漢」、鍾乳石が連なる日本屈指のリムストーン(畦石=田んぼのあぜの形状に似た鍾乳石)「千枚田」などが見所が点在、水深1mの地底湖「夢の宮殿」が水をたたえる

満奇洞

岡山県新見市内のカルスト台地に点在する洞穴群の中でも、江戸時代末期、猟師が狸を追っているとき発見という早くから開発された鍾乳洞が満奇洞(まきどう)。古くは「槇の穴」と呼ばれていましたが、歌人の与謝野鉄幹・晶子夫妻が昭和4年にここを訪れた際に

備中鐘乳穴|岡山県真庭市

所在地:岡山県真庭市上水田井殿8854-1
総延長:800m(300mを公開)
洞窟内の温度:9度
歴史:平安時代編纂の『日本三大実録』と『日本文徳天皇実録』に備中鐘乳穴の鍾乳石の破片を朝廷へと運び、薬石として使ったことが記され、文献に残る鍾乳洞としては日本最古
概要:洞内には日本最大の石筍といわれる高さ3m、直径5mの「洞内富士」、「夢の宮殿」と名付けられた大広間、22階層からなる鍾乳石の「五重塔」など、洞内には見どころも多数

備中鐘乳穴

岡山県真庭市の吉備高原北端にある鍾乳洞が備中鐘乳穴(びっちゅうかなちあな)。総延長約800mのうち、約300mが観光洞として公開されています。文献に残る鍾乳洞としては日本最古で、備中国から年60斤の鍾乳石を朝廷への貢ぎ物として差し出したとい

神代の鬼の穴|岡山県真庭市

所在地:岡山県真庭市神代
総延長:50m
洞窟内の温度:不明
歴史:「鬼の穴」は岡山県央地方で鍾乳洞を意味する言葉で、神庭の滝近くにある神庭の鬼の穴と通じているという伝説の穴
概要:センサーが感知し、20分間電灯が点灯する仕組みで、自由に見学が可能
途中で電灯が切れている可能性もあるので、懐中電灯持参が無難

神代の鬼の穴

岡山県真庭市神代、国道181号沿いにある鍾乳洞が、神代の鬼の穴(こうじろのおにのあな)。3kmほど離れた「日本の滝百選」・神庭の滝近くにある神庭の鬼の穴と通じているという伝説の穴で、国道脇にあるため手軽に探勝できます。洞内には戊辰戦争時、西

神庭の鬼の穴|岡山県真庭市

所在地:岡山県真庭市神庭
総延長:75m
洞窟内の温度:不明
歴史:神代の鬼の穴と繋がっているという伝説も
概要:「日本の滝百選」神庭の滝近くにある、穴場の洞窟で、神庭の滝自然公園の入園料を払って入洞
センサー式で、照明が20分間ほど点灯する仕組みですが、念のため、懐中電灯の持参を

神庭の鬼の穴

岡山県真庭市神庭、岡山県道201号(神庭滝線)の終点から、玉垂の滝を経て「日本の滝百選」選定・神庭の滝(かんばのたき)に向かう途中にある洞窟が、神庭の鬼の穴。尾根を隔て3kmほど西、国道181号に面した神代の鬼の穴と繋がっているという伝説が

広島県

白雲洞|広島県庄原市

所在地:広島県庄原市東城町帝釈未渡1940
総延長:200m
洞窟内の温度:11度
歴史:石炭紀~ペルム紀、3億5000年前〜2億5000年前に形成された帝釈石灰岩を浸食した鍾乳洞
概要:カルスト台地が浸食された帝釈峡で唯一見学可能な石灰岩洞窟
洞内は照明完備で、鍾乳石、石筍などが照明に照らし出されて幻想的(コウモリも生息)

白雲洞

広島県庄原市東城町、帝釈峡(たいしゃくきょう)の上帝釈峡エリアにある石灰岩でできた奥行き200mの鍾乳洞が白雲洞。カルスト台地が浸食された帝釈峡で唯一見学可能な石灰岩洞窟で、洞内では鍾乳石、たけのこ状の石筍(せきじゅん)、カーテン状の石灰華

山口県

秋芳洞|山口県美祢市

所在地:山口県美祢市秋芳町秋吉
総延長:11.2km(日本第2位)、観光コースは1km
洞窟内の温度:17度
歴史:大正15年5月30日、東宮(昭和天皇の皇太子時代)が訪問された際には、「滝穴」との名前でしたが、時の内大臣・牧野伸顕(まきののぶあき)から改称の提案があり、宮内庁(歌人でもあった入江為守東宮侍従長)が「秋芳洞」と命名
概要:入洞口は3ヶ所あり、秋芳洞ふれあい広場(バス停秋芳洞)側からの「上り」コースと、黒谷案内所(バス停黒谷)を起点とする「下り」コース、秋吉台案内所(エレベーター入口)からエレベーターで洞窟中央の千畳敷近くに降りるコースが用意されています
正面入口近くの「青天井」付近左手側から貸し出された懐中電灯を片手に岩肌を登っていく「冒険コース」(所要10分~15分)もあります(追加料金が必要)

秋芳洞

山口県美祢市、国定公園秋吉台の地下100mにあり、龍泉洞(岩手県)、龍河洞(高知県)とともに日本三大鍾乳洞に数えられるのが秋芳洞(あきよしどう)。総延長11.2kmのうち、1kmが観光コースとして一般公開され、洞奥の琴ヶ淵から洞口まで、地下

景清洞|山口県美祢市

所在地:山口県美祢市美東町赤3248
総延長:1745m(700mを公開)
洞窟内の温度:13度~17度
歴史:壇之浦の戦いに敗れた平景清(大庭景清)が、この洞穴に潜んでいたという伝承が名の由来
概要:さらに奥には400mの「化石を探す探検コース」(所要1時間)がありますが、こちらはライトアップされておらず、入口で懐中電灯、長靴とヘルメットを借り、暗闇のなかを進む

景清洞

山口県美祢市の日本最大級のカルスト地帯には、秋芳洞、大正洞、景清洞(かげきよどう)という大きな鍾乳洞がありますが、大正洞よりさらに北に位置するのが景清洞。壇之浦の戦いに敗れた平景清(大庭景清)が、この洞穴に潜んでいたという伝承が名の由来です

大正洞|山口県美祢市

所在地:山口県美祢市美東町赤2666-1
総延長:2000m(公開されるのは1kmほど、高低差は100m以上)
洞窟内の温度:13度~17度
歴史:戦乱の世に、里人が牛を奪われるのを恐れ、鍾乳洞に牛を隠したことから「牛隠しの洞」との別名も
大正10年に内部が広大な鍾乳洞であることが改めて発見されたため、大正洞と呼ばれるように
概要:カップルが手を繋いで通り抜けると恋が実るという狭い場所が「ロマンスくぐり」、ひとりがなんとかヨロヨロとよろめきながら通過する「よろめき通路」や、音羽の滝、ナイヤガラの滝、華厳の滝と名付けられた滝が落ちるように見える鍾乳石など見どころも豊富

大正洞

山口県美祢市美東町、秋吉台の東北部にある石灰洞穴(鍾乳洞)が、大正洞。戦乱の世に、里人が牛を奪われるのを恐れ、鍾乳洞に牛を隠したことから「牛隠しの洞」との別名も。当時は入口100平米ほどしか知られておらず、大正10年に内部が広大な鍾乳洞であ

夏は涼しい洞窟探検! 中国地方おすすめ鍾乳洞9洞
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