観光列車がブームですが、実際に乗車しようとすると、かなり高額でファミリーでの利用だと二の足を踏むケースも。そんな観光列車の中でも、乗車券だけで利用できるという太っ腹な列車や、展望席があるのに、乗車券だけでOKという列車も。全国から乗り得列車を6種紹介。
リゾート21「黒船電車」・「キンメ電車」|伊東線・伊豆急行線

区間:熱海駅〜伊豆急下田駅(伊東線・伊豆急行線)
内容:伊豆急の全車自由席の普通電車で、「黒船電車」、「キンメ電車」の2タイプ
7両編成で1号車、7号車には展望席を備えるほか、海側に向いた座席もあります
「21世紀へ進む鉄道車両へのひとつの提案」として昭和60年にデビューした車両ですが、今も現役で活躍中
流氷物語号|JR北海道

区間:網走駅〜知床斜里駅(釧網本線)
内容:流氷シーズンだけ、流氷に覆われたオホーツク海を車窓から見学できるようにと運転される列車
キハ40形を改造した「北海道の恵み」シリーズの車両編成(道東・森の恵み、道北・流氷の恵み)で運転(「道北流氷の恵み」+「道北流氷の恵み」の2両編成など)
一部指定席です(指定席券840円)
大井川鐡道16000系|大井川鐡道

区間:金谷駅〜川根温泉笹間渡(大井川鐵道大井川本線)
内容:もともとは近鉄南大阪・吉野線で活躍していた近鉄特急の車両で、ワンマン運転用に改造し、近鉄特急のままのシートでレトロな特急気分を味わうことができます(平成16年、大井川鐵道にて営業運転開始)
カラーリングも懐かしいビスタカー仕様で、「モハ16003+クハ16103」の2両編成
丹後あおまつ号|京都丹後鉄道

区間:西舞鶴駅〜網野駅、舞鶴駅〜豊岡駅(京都丹後鉄道宮津線)
内容:普通運賃のみで乗車できる京都丹後鉄道の観光列車で車両デザインは水戸岡鋭治
車窓からゆったりと景観を楽しむことのできるソファ席、カウンター席などが配置され、トレインアテンダントの乗務、そして車内販売も一部を除いて実施されています
西舞鶴駅〜豊岡駅を通しで乗っても乗車券1500円だけでOKです
途中には天橋立駅もあり、移動手段としての乗車もおすすめです
鉄道ホビートレイン|JR四国

区間:宇和島駅〜窪川駅、江川崎駅〜窪川駅(予土線)
内容:予土線3兄弟の三男というのが「鉄道ホビートレイン」で、初代新幹線0系をイメージしたデザイン
新幹線の走らない四国ということを逆手に取ったもので、気動車(ディゼルカー)ですがですが、0系新幹線の団子鼻も忠実に再現
実際に0系新幹線で使われていたシートも設置されています
しんたろう号・やたろう号|土佐くろしお鉄道

区間:「しんたろう号」=奈半利駅〜安芸駅、「やたろう号」=安芸駅〜後免駅(土佐くろしお鉄道ごめんなはり線)
内容:オープンデッキ付きの観光列車(9640形)ですが、乗車券のみで利用可能
高知県の偉人、中岡慎太郎、岩崎弥太郎の名前が由来で、奈半利発着が「しんたろう号」、安芸発着が「やたろう号」
車体もクジラを思わせるデザインです
乗車券だけでOK! 「豪華普通列車」の旅 全国6選 | |
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