所要時間日本最短の特急は、2024年3月16日のダイヤ改正で誕生した米原駅〜敦賀駅を走る特急「しらさぎ」53号、59号、61号、63号で乗車時間(所要)は、わずか30分。営業キロは45.9kmあり、距離的に短いのはJR九州の特急「きりしま」の国分駅~鹿児島中央駅間(区間運転)でわずか33.7kmです。
JRの特急で、最短乗車時間は30分、私鉄は近鉄特急で22分!
2024年3月16日に北陸新幹線が敦賀まで延伸開業し、ダイヤ改正で、それまで名古屋駅〜福井駅に直通運転していた特急「しらさぎ」が名古屋駅〜敦賀駅に短縮、その一部の列車は米原駅〜敦賀駅の区間となり、ノンストップ特急も誕生しています。
これがJRにおける乗車時間日本最短の特急。
私鉄の有料特急と比較してもかなりの短さの乗車時間ですが、あくまで新幹線連絡という意味合いのある特急ということで、この短さが生まれています。
所要30分は下りに限ったもので、上りでは滋賀県への山越えの登坂もあり33分ほど要しています。
また長浜停車の特急「しらさぎ」は、所要31分で、やはりノンストップ特急が最短ということに。
特急「きりしま」は、下りの「きりしま」81号が国分駅~鹿児島中央駅間の区間運転で(ほかは宮崎駅始発)、33.7kmという短い距離となります。
隼人、加治木、帖佐、姶良、重富、鹿児島と6駅も停車するため、40分を要し、実は各駅停車でも所要49分なので、特別に急ぐ(「最急行」=Limited Express)という感じはしません(上りは、特急「きりしま」82号で所要42分です)。
JR東日本管内に限っていえば最短特急は、上野発鴻巣行き特急「あかぎ」1号で、走行距離は46.7km、ただし平日夕方のみ運転の「通勤特急」的な存在となっています。
東京駅〜八王子駅にも特急「はちおうじ」が運転されていますが、走行距離47.4kmで、わずかですが特急「あかぎ」1号に軍配が上がります。
私鉄の有料特急だと、近鉄橿原線特急は、大和西大寺駅〜橿原神宮前駅で営業キロ23.8km、所要22分(大和八木駅停車)というのがあり、乗車時間22分、特急券(全車指定席)520円です。
わずか22分ですが、2階建車両を連結する「ビスタカー」(ビスタEX)という近鉄らしい旅を楽しむことができます。
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