ついに迷鉄・迷駅が解消!? 名鉄名古屋駅が再開発で4線化の大変身!

2025年3月24日(月)、名古屋鉄道(名鉄)は、検討を進めている「名古屋駅地区再開発計画」について事業化を決定したと発表。発表によれば、リニア中央新幹線開業の名古屋駅スーパーターミナル化の一環として、現在3面2線しかなく「迷駅」(めいえき)と称されている名鉄名古屋駅が4線化されるとのこと。

名古屋名鉄百貨店本店も、2026年2月28日に閉店

開発の主体となるのは名鉄ですが、プロジェクトには近鉄、日本生命も加わった大規模なスーパーターミナル化。
名鉄名古屋駅再整にとどまらない、名古屋駅地区再開発計画となっています。

現在の新名古屋地下トンネルが完成し、名鉄名古屋駅(地下駅/当時の名称は新名古屋駅)が誕生したのは、戦時下の1941年8月12日で、東枇杷島駅〜新名古屋駅間が開通。
1944年9月1日に神宮前駅〜新名古屋駅間が開通し、現在の名古屋本線がつながりました。
戦後の1948年豊橋駅〜新岐阜駅(現・名鉄岐阜駅)の直通運転が開始され、国鉄が完敗するほどのスピードを誇りました。

郊外の発展とともに、運転本数、路線も増え、現在では3面2線のホームでやりくりするため、駅の放送も「自動放送では入線が追いつかない」という事態から、「今度の列車は」という構内放送も駅員が担当しています。
ホーム内の位置によって、行先を替えるという方法のため、初めて来た人、土地勘のない人にはまさに名鉄の名駅(めいえき)ならぬ「迷鉄(めいてつ)の迷駅」。

現在の地下駅は2025年で開業から84年が経過しており、再開発の時間の問題となっていました。
再開発では、建物は2棟となり、商業施設や高級ホテル、オフィスが入居する予定。
歴史を刻む名古屋名鉄百貨店本店も、2026年2月28日に閉店。
2033年度に一部完成し、オフィスや商業施設、ホテル、バスターミナルが開業するスケジュールです。

現在のビルに入居する名鉄グランドホテルは2026年3月22日、名鉄バスセンターは2026年3月中で営業を終了する見込みです。
名鉄グランドホテルの後継となるホテルも名鉄が手掛けて「ラグジュアリーなもの」となる予定。

名鉄名古屋駅も4線化
ついに迷鉄・迷駅が解消!? 名鉄名古屋駅が再開発で4線化の大変身!
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