大観密寺(だいかんみつじ)は真言宗智山派(京都の智積院が本山)に属す密教寺院。境内に高さ100mもの仙台天道白衣大観音(仙台大観音)がそびえ立っています。胎内は12層に分かれ、各層には三十三観音・十二神将・百八体仏など108体の仏像が安置。最上層には展望窓2つが開かれ、仙台市街、太平洋を眺望します。
巨大な観音様の胎内を拝観
平成3年9月1日、落慶法要、そして開眼法要が行なわれた仙台天道白衣大観音(仙台大観音)。
身の丈92m、台座を含めると地上100mですが、この100という数字は、平成元年4月1日に政令指定都市に移行した仙台市が、市政100周年を迎えたことにちなんでいます。
地下が21mなのは、21世紀の繁栄を願ってとのこと(地下は非公開)。
大観音の入口が龍の口なのは、開運・昇龍への入口の意。
手に持った如意宝珠(人々の願いをかなえてくれる)は直径が3m、重さが34tもあります。
直径2m、長さ8mの水瓶(知恵の水をたくわえて人々に注ぎ、知恵を授けてくれる)には、なんと67tの水が入るのだとか。
そしてもうひとつ、眉間にある直径74cmの白亳(びゃくごう)は、光を放ち世界を照らし、過去・未来・遠方のものを映し出すもの。
大観音の眼差しの先には、仙台市中心街、仙台駅方面があります。
胎内は12層に分かれ、1層部分には十二神将や三十三観音が祀られ、3層~11層分には108体の仏像が安置されています。
心殿には御心体、お触り布袋様が祀られ、展望窓(前、後側に各2ヵ所)から仙台市内、 太平洋が一望です。
エレベーターで最上層に上ることも可能。
境内にある「油掛け大黒天」は、中世に、とある丁稚奉公の小僧が大黒天に誤って油壺をぶつけてしまったところ、奉公先の庄屋は大繁盛、小僧も金持ちになったということで、商売繁盛、最近では縁結びにご利益大として有名です。
仙台大観音(大観密寺) | |
名称 | 仙台大観音(大観密寺)/せんだいだいかんのん(だいかんみつじ) |
所在地 | 宮城県仙台市泉区実沢中山南31-7 |
関連HP | 仙台大観音(大観密寺)公式ホームページ |
電車・バスで | JR仙台駅から仙台市営バスで仙台大観音前下車 |
ドライブで | 東北自動車道仙台宮城ICから約6.5km。泉スマートICから約6km |
駐車場 | 200台/無料 |
問い合わせ | 大観密寺 TEL:022-278-3331/FAX:022-278-7162 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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