毎年8月第2金・土・日曜、広島県三原市で『三原やっさ祭り』が行なわれます。永禄10年(1567年)、小早川隆景(こばやかわたかかげ/毛利元就の三男)が三原城を築いたことを祝い、城下の人たちが踊ったのが始まりと伝えられ、踊り手たちが「ヤッサ、ヤッサ」というかけ声でJR三原駅前を練り歩きます。
金・土が「やっさ踊り」、日曜夜に花火フェスタ
三原城築城を祝って踊られたものが、後に三原の祝い事は「やっさに始まりやっさに終わる」のが習わしに。
やっさ踊りが全盛を極めたのは明治の初期で、盂蘭盆(うらぼん)の3日間に踊られていました。
昭和51年にやっさ祭り実行委員会を結成し、『やっさ踊り』、『花火大会』などを統合して第1回目を開いたのが始まり。
金・土曜の2日間にわたって行なわれるやっさ踊りでは、約7000人の踊り手が、17:00頃から三原駅前周辺の踊りコースを「やっさ、やっさ」と練り歩きます。
やっさ踊りは、足の踊りといわれるように、動きのある踊りですが、とくに決まった踊りの型はなく、囃子のリズムに合わせ、気軽に踊れるところが特長。
三味線、鉦・太鼓・笛・四つ竹など賑やかな囃子と歌声にあわせ、思い思いの所作で自由奔放に踊ることができます。
総踊りの最後には「正調やっさ部門」や「創作やっさ部門」などの大賞の発表も。
また、最終日20:00〜の『やっさ花火フェスタ』では、糸崎沖(会場の糸崎港1号・2号岸壁へはJR糸崎駅から徒歩10分)から5200発の花火が打ち上げられます。
三原やっさ祭り|三原市 | |
開催日時 | 毎年8月第2金・土・日曜 |
所在地 | 広島県三原市城町 |
場所 | JR三原駅周辺・花火会場は糸崎港1号・2号岸壁(JR糸崎駅南側) |
関連HP | 三原やっさ祭り公式ホームページ |
電車・バスで | JR山陽本線三原駅から徒歩1分 |
ドライブで | 山陽自動車道三原久井ICから約10km |
駐車場 | 臨時駐車場(15:00~23:00、第一中学校・糸崎小学校・三原小学校)を利用 |
問い合わせ | 三原やっさ祭り実行委員会 TEL:0848-62-6155 |
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