平成27年以降、世界的に有名に! 元乃隅神社(山口県)

元乃隅神社

「最近、絶景だ、そして赤・青・緑のコントラストが面白いと大人気」と長門市観光コンベンション協会が話してくれたのが、元乃隅神社(もとのすみじんじゃ)。CNNの『日本の最も美しい場所31選』(平成27年)にも選ばれて以降は、訪日外国人観光客も増加し、「角島大橋」とともに山口県を代表する絶景の地ともいわれるまでに。

本海に面した断崖絶壁の上に123基の朱色の鳥居が並ぶ

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場所は山口県長門市油谷津黄、北長門海岸国定公園に指定される風光明媚な海岸線。
「龍宮の潮吹」と呼ばれる景勝地から123基の深紅の鳥居が並んでいます。

平成27年、アメリカのニュース専門放送局CNNが発表した「Japan’s 31 most beautiful places (日本の最も美しい場所31選)」に元乃隅稲成神社(平成31年までは元乃隅稲成神社)が選ばれ、以降は「絶景」のキーワードとともに注目度が急上昇。

これを受けて、平成28年1月に「海沿いの絶景スポット」として観光庁のプレスリリースにより世界中に゙配信され、内外に注目される神社に。
平成29年6月には『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』に二つ星観光地として掲載され、その後、実際に訪れた訪日外国人観光客のSNSでも話題になり、「角島大橋」とともに山口県の誇る2大絶景ポイントになっているのです。
ここまで急成長の観光地は、全国を探してもさほどはないでしょう。

平成31年に元乃隅稲荷神社(Motonosumi Inari Shrine)から元乃隅神社(Motonosumi Shrine)に改称していますが、外国人観光客にもわかりやすいという理由からです。

社殿と鳥居の整備は昭和62年〜平成9年

長門観光コンベンション協会によれば、この神社、創建は戦後。
「昭和30年に、地域網元・岡村斉さんの枕元に白いキツネが現れ『これまで漁をしてこられたのは誰のおかげか』と過去からの関わりを詳細に話、さらに『われをこの地に鎮祭せよ』というお告げがあったそうです」。
昭和62年〜平成9年に現在の社殿が整備され、赤い鳥居が123基奉納されたというわけで、意外に新しい絶景スポットということに。

参道出口の鳥居を見上げると・・・、鳥居の上に賽銭箱が・・・。
「見事、賽銭を投げあげると願いが叶う」そうな。
地元では、日本一投げ入れづらい賽銭箱として PR中です。

ご神徳は、商売繁盛、大漁、海上安全、良縁、子宝、開運厄除、福徳円満、交通安全、学業成就、願望成就といっぱい。
山口に旅したら、ぜひお立ち寄りを。

ただし、「公共のバスや列車でのアクセスは困難です。自家用車、レンタカー、タクシーにてお越しください」(長門市観光コンベンション協会)と呼びかけています。 

元乃隅神社
海岸側から見上げた鳥居列
平成27年以降、世界的に有名に! 元乃隅神社(山口県)
所在地山口県長門市油谷津黄498
電車・バスでJR山陰本線長門古市駅からタクシーで20分
ドライブで中国自動車道美祢ICから1時間
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元乃隅神社

元乃隅神社

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