龍宮の潮吹

龍宮の潮吹

山口県長門市、津黄漁港近く、玄武岩の海蝕地形の岬にあるのが龍宮の潮吹。龍宮とは、津黄漁港西北の第4紀洪積世の玄武岩からなる海蝕地形の宇津賀半島総称で、そのシンボル的な存在が龍宮の潮吹。国の天然記念物に指定されています。近くには絶景で知られる元乃隅神社もあるので、あわせて見学を。

国の天然記念物に指定される噴潮現象を観察

龍宮の潮吹【長門市観光情報チャンネル「ななび」】

潮吹の穴は、縦1m、幅20cmほどで、その下に潮溜まりとなる海蝕洞が隠されています。
打ち寄せる日本海の荒波が岩礁の孔内に突入する際、洞窟内の圧縮された空気が外に出ようとして海水を噴水のように噴き上げる噴潮現象を観察できます。

龍が天に向かって昇る様子に似ていることから、古くは龍神のなせるわざとして広く里人の間に信仰を集め、雨乞いの地ともなったのです。
龍神の穴でもよさそうですが、海蝕洞の奥に龍宮があると伝えられるのが名の由来です。

冬の季節風で海が荒れる時ほど潮が高く上がり、時には30m以上も吹き上がることが。
風の無い日でも1m~2mの噴潮現象が確認できます。

龍宮の潮吹
龍宮の潮吹
名称 龍宮の潮吹/りゅうぐうのしおふき
所在地 山口県長門市油谷津黄
関連HP 長門市観光コンベンション協会公式ホームページ
電車・バスで JR山陰本線長門古市駅からタクシーで20分
ドライブで 中国自動車道美祢ICから約44km
駐車場 116台/有料
問い合わせ 長門市観光政策課 TEL:0837-23-1137/FAX:0837-22-6487
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
元乃隅神社

元乃隅神社

山口県長門市、津黄漁港近く、龍宮の潮吹と呼ばれる玄武岩の海蝕地形の岬に建つ神社が元乃隅神社(旧称・元乃隅稲成神社)。昭和30年、地元の網元・岡村斉(おかむらひとし)氏が白狐の夢告で創建した神社で、断崖上の社に続く朱色の鳥居の「絶景の神社」と

東後畑棚田

東後畑棚田

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千畳敷高原

千畳敷高原

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