八海神社

木曽御嶽信仰（きそおんたけしんこう）の霊山で、越後駒ヶ岳、中ノ岳とともに越後三山の一座である八海山（はっかいさん）の山麓に鎮座する神社が八海神社（山口八海神社）。八海山への登拝口のひとつ南魚沼市山口の城内口に建ち、明治以前の神仏混淆の時代には八海山の本地仏（神の正体とされる仏）である薬師如来が本尊だったとか。

今も御嶽信仰が根付く、八海山城内口にある里宮

寛政6年（1794年）、木曽御嶽の大滝口を開いた普寛上人が無告で越後に訪れ、八海山の城内口屏風道を開いています。
以降、関東や中部から木曽御嶽信仰の信者「八海講」の人々が集まり、賑わいをみせました。

一の鳥居から二の鳥居までの参道沿いの杉並木は、天保7年（1836年）の大干魃（だいかんばつ）の際に旧城内24集落が藩主に陳情して水源涵養林造成のために植えられたもの。
新潟県の天然記念物に指定されています。

現存する社殿は平成13年の再建です。
境内にそびえる夫婦杉（めおとすぎ）は、夫婦円満、子宝安産の杉として信仰されています。

6月最終日曜日の『御山開き祭』では、行者が素足で火を渡る迫力の神事が齋行されています。
春季例祭は5月8日、秋季例大祭は9月1日に執り行なわれています。

八海山の信仰と里宮

八海山の登拝道の登山口には、城内口屏風道に八海神社、八海山長福寺、城内口生金道（おいかねみち＝廃道）に繁盛山法音寺、城内口祓川道に暮坪八海神社、泰賢が修行した稲荷山満願寺、藤原八海神社、大崎口（南魚沼市大崎）に八海山尊神社、八海山龍谷寺、大倉口に大倉坂本神社があります。

八海神社
名称	八海神社／はっかいじんじゃ
所在地	新潟県南魚沼市山口454
関連HP	南魚沼市公式ホームページ

電車・バスで	JR六日町駅から八海山スキー場行バスで25分、中手原下車、徒歩3分
ドライブで	関越自動車道六日町ICから約11km
駐車場	10台／無料
問い合わせ	八海会館 TEL:025-775-2693／FAX:025-775-2934
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