「信州の鎌倉」と呼ばれる長野県上田市の塩田平に湧く古湯が別所温泉。「大湯」、「大師湯」、「石湯」と3ヶ所ある昔ながらの共同湯(共同浴場)のなかで、「真田幸村の隠し湯」といわれるのが石湯。その名の通り、湯船の周囲は石張りで、岩の間から温泉が給湯される風情あるつくりになっています。
池波正太郎『真田太平記』に登場の共同湯
別所温泉と信濃国小県郡(ちいさがたぐん=現在の上田市周辺)を領有した真田幸村(真田信繁)の関係は史実としては定かでありません。
大河ドラマにもなった池波正太郎原作の『真田太平記』では、真田幸村が最期の時を迎えるまで深い友情を交わした向井左平次と出会い、そして幸村が愛した女忍者・お江と巡り会う舞台が石湯という設定。
石湯の入口に立つ「真田幸村の隠し湯」の碑は、もちろん池波正太郎の筆ですが、実は登場人物の向井左平次、女忍者・お江はともに創作なので、あくまで、物語の中での「真田幸村の隠し湯」ということに。
泉質は単純硫黄泉(源泉:別所温泉4号泉/掘削自噴)で、掛け流し・循環併用(夏季加水、冬季加温あり)。
タオル、石鹸の販売はあるので、手ぶらで入浴可能です。
別所温泉・石湯 | |
名称 | 別所温泉・石湯/べっしょおんせん・いしゆ |
所在地 | 長野県上田市別所温泉1641 |
関連HP | 別所温泉観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | 上田電鉄別所温泉駅から徒歩12分 |
ドライブで | 上信越自動車道上田菅平ICから約17km |
駐車場 | 石湯前駐車場 |
問い合わせ | 別所温泉・石湯 TEL:0268-38-0243 |
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