千葉県君津市の清水渓流広場にある洞門が、亀岩の洞窟(かめいわのどうくつ)。地元カメラマンが着目した洞窟の中に差し込む光がスポットライトのように岩肌と川面を照らす幻想的な風景が、一大ブームとなったのが通称・濃溝の滝(のうみぞのたき)です。その光景が期待できるのが3月〜4月と9月〜10月の早朝です。
光が差すとハート型が生まれ、「ジブリの世界」と話題に
「亀岩の滝」とも「川廻しのトンネル」とも呼ばれる、清水渓流広場の滝。
実は、濃溝の滝と通称されているハートの出る場所は、濃溝の滝ではありません。
実は「亀岩の洞窟」が本来の名称で、その洞門に光が差すのです。
平成28年に、地元カメラマンがSNSにアップした画像が大きな反響を呼び、「日本で初ともいえるSNSで生まれた人気観光スポット」になったのです。
「ジブリの世界」とSNSで大きな話題になり、今やツアー客が大型バスで押しかける房総ナンバーワンの観光地に。
3月〜4月、9月〜10月の早朝、晴れていれば、写真のようにハート型も浮かびます。
「洞窟の右側から日が差し込み、日が昇るにしたがって光が洞窟の中央、洞窟の左側へ移動していきます。光線がちょうどハートを描くように入るのが春と秋の早朝なんです」(君津市観光協会)。
濃溝の滝へのアクセスは何が便利!?
とはいえ、滝近くの清水渓流広場駐車場(第一駐車場/普通車26台、バス2台、身障者用2台)は、噂を聞いて押しかけるカメラマンや観光客で早朝から満車になることも(カーナビを設定する場合は、君津市笹1954-17と住所の入力を)。
第二駐車場(20台)、第三駐車場(80台)もありますが、秋の彼岸などには早朝から満車に。
JR久留里線上総亀山駅から、デマンドタクシー(TEL0439-27-3188)を呼んで、15分。
デマンドタクシーの運行時間など詳しくは、「君津市デマンドタクシー『きみぴょん号』のご案内」を参照。
千葉駅からなら千葉中央バスの高速バス「カピーナ号」(所要1時間31分)、東京駅から日東交通の高速バス「アクシー号」(所要2時間3分)、君津ふるさと物産館下車、徒歩20分という手もあります。
周辺には弘文洞跡、向山トンネルなどの不思議スポットもあるので、あわせて見学をおすすめします。
濃溝の滝は3月〜4月と9月〜10月の早朝が「ハートが出現」のチャンス | |
名称 | 濃溝の滝/のうみぞのたき |
所在地 | 千葉県君津市笹1765-9 |
電車・バスで | JR久留里線上総亀山駅からタクシーで15分 |
ドライブで | 館山自動車道君津ICから約23km。東京湾フェリー金谷港から約36km |
駐車場 | 130台/無料 |
問い合わせ | 君津市役所経済部観光課 TEL:0439-56-1325 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |