長崎県東彼杵郡波佐見町鬼木郷にある棚田が鬼木の棚田(おにぎのたなだ)。虚空蔵火山の裾で馬蹄形に開けた地形に、石垣で畔を築いて棚田を開いたもので、日本の棚田百選にも認定される美しい棚田です。近年の圃場整備で、耕作に便利なように田の広さが広がり、形も直線的になっていますが、何十段と重なるその規模には圧倒される迫力があります。
棚田上部は茶畑で、棚田茶「鬼木みどり」も販売
虚空蔵火山の北壁が滑り落ち、誕生した馬蹄形の土地に戦国時代から江戸時代にかけて田を築いたもの。
江戸時代の中頃までには完成したという歴史ある棚田。
22haに400枚ほどの水田が段々に連なり、田植えは例年5月下旬頃。
背後の山が鬼木水源の森で、水神を祀る「水穴」から清水が湧き出し、谷川となって棚田を潤しています。
棚田を周回する道路沿いに2ヶ所の展望所が設けられています。
棚田のすぐ傍には地元農産物を販売する「鬼木加工センター」があり、貴重な棚田米や味噌、漬物などを販売しています。
棚田の上部は茶畑で、原田製茶(田んぼも保有しています)が製茶業を営んでいます(渋みが少ない棚田茶を販売)。
例年9月の秋分の日には『鬼木棚田まつり』が開催され、案山子コンテストなどが行なわれています。
鬼木の棚田 | |
名称 | 鬼木の棚田/おにぎのたなだ |
所在地 | 長崎県東彼杵郡波佐見町鬼木郷 |
関連HP | 波佐見町観光協会公式ホームページ |
ドライブで | 西九州自動車道波佐見有田ICから約6km |
駐車場 | 鬼木の棚田展望所駐車場 |
問い合わせ | 波佐見町観光協会 TEL:0956-85-2290/FAX:0956-85-2856 |
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