大原本陣

大原本陣

岡山県美作市古町、山陽道と鳥取を結ぶ因幡街道(いなばかいどう/姫路〜鳥取)の歴史的な町並みの残る古町地区にある、大原宿に置かれた本陣跡が、大原本陣。鳥取藩32万石・池田侯の参勤交代時の宿泊先となっていました。通常は内部は非公開で、外観のみ見学が可能。

因幡街道に面した江戸時代の貴重な本陣遺構

船上山(鳥取)から京へ戻る際、後醍醐天皇も通ったといわれる因幡街道。
播磨(はりま/兵庫県西部)・美作(みまさか/岡山県北東部、一部に兵庫県)・因幡(いなば=鳥取県東部)と三国を結ぶ交通の要衝で、江戸時代に大原宿はその宿場町として繁栄しました。
旧街道に面した大原本陣は、江戸時代、鳥取藩32万石・池田侯の宿場として利用されたもの。
天明3年(1783年)の火災で類焼の記録があり、現存するの本陣建築は、寛政年間(1789年~1801年)の再建で、数寄屋造りの御殿と、白壁土塀の御成門が往時を偲ばせてくれます。

鳥取藩の参勤交代は、江戸まで20日ほど必要で記録上の最速が16泊17日、大井川の川留めでもっとも日数を要したのは35泊36日という長旅でした。

大原本陣
名称 大原本陣/おおはらほんじん
所在地 岡山県美作市古町
関連HP 大原宿観光案内所公式ホームページ
電車・バスで 智頭急行大原駅から徒歩5分
ドライブで 鳥取自動車道大原ICから約1.5km、または、中国自動車道佐用ICから約13km
駐車場 なし/美作市大原総合支所駐車場を利用
問い合わせ 大原宿観光案内所 TEL:0868-78-3111
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
平福本陣跡

平福本陣跡

兵庫県佐用郡佐用町平福、因幡街道の平福宿にあるかつて本陣跡が、平福本陣跡(ひらふくほんじんあと)。往時は700坪もの広大な敷地を誇っていましたが、現在は素戔嗚尊神社(すさのおのみことじんじゃ)の「お旅所」で、白壁の門や回廊式の塀が再現され、

 

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