毎年1月第2日曜、岩手県一関市の興田神社(おきたじんじゃ)で『蘇民祭』(そみんさい)。樹齢1000年という杉の巨木茂る興田神社に伝わる厄よけの行事で、上半身裸になった42歳や60歳の厄男達が将軍木(かつのき)で作った小間木(護符)を入れた麻袋(蘇民袋)を奪い合う勇壮な祭り。
蘇民袋争奪戦がハイライト
1月第2日曜の早朝に興田神社や興田地区商店街で行なわれます。
例年の行事日程は、
3:00 裸参り・興田市民センター出発~興田神社まで
4:00 柴登木登・神社鐘楼前
5:00 別当登並神事・社殿
6:00 蘇民袋争奪戦・鐘楼前~街中~落合橋まで
参加希望の場合は、1月第2土曜夕方〜祭事当日午前2:00頃までに興田市民センターで受付。
興田神社は、源頼義が敵将・安倍貞任着用の兜を奉納したという古社。
明治3年に興田神社と改称されるまでは妙見社と称し、今でも「興田の妙見さま」と通称されています。
ちなみに蘇民祭(そみんさい)は、岩手県を中心に日本各地に伝わる裸祭りで、「岩手の蘇民祭」として国の選択無形民俗文化財になっています。
奥州市の『黒石寺蘇民祭』が有名ですが、一関市の『興田神社蘇民祭』、奥州市の『伊手熊野神社蘇民祭』、花巻市の『胡四王神社蘇民祭』など岩手県内各地で行なわれています。
興田神社蘇民祭|一関市 | |
開催日時 | 毎年1月第2日曜 |
所在地 | 岩手県一関市大東町鳥海小山41 |
場所 | 興田神社 |
関連HP | 一関市公式ホームページ |
電車・バスで | JR摺沢駅から大東町町営バスで20分、大塚下車、徒歩10分 |
ドライブで | 東北自動車道一関ICから約32km |
問い合わせ | 興田神社 TEL:0191-74-2106 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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