サイトアイコン ニッポン旅マガジン

穂高神社奥宮例大祭『御船神事』|上高地|2024

穂高神社奥宮 例大祭(明神池お船祭り)

2024年10月8日(火)、長野県松本市上高地の穂高神社奥宮が例大祭『御船神事』を斎行。穂高神社の里宮は安曇野市穂高にありますが、奥宮は上高地・明神池の畔に、嶺宮が奥穂高岳山頂に鎮座しています。奥宮の『御船神事』は実際に明神池に舟を浮かべるという典雅なもの。

古式ゆかしい御船が明神池に浮かぶ

安曇野を開拓した安曇氏(あずみうじ=阿曇氏)のルーツを連想させる『御船神事』。
安曇氏は古代に北九州や玄界灘を舞台に活躍した海人族。
発祥地は筑前国糟屋郡阿曇郷の志賀島一帯(現在の福岡市東部)と推定され、『古事記』には「阿曇連はその綿津見神の子、宇都志日金柝命(うつしひかなさくのみこと)の子孫なり」と記されています。

里宮の『御船神事』は9月に盛大に斎行されますが、奥宮でも毎年10月8日に厳かに執り行なわれます(昭和26年に始まった神事です)。

北アルプスの総鎮守でもある穂高神社奥宮の主祭神は、穂高見命(ほたかみのみこと)。
この穂高見命は、宇都志日金柝命とされています。
上高地はもともと神河内、あるいは神垣内と記し、穂高神社の神域である明神池に由来。

奥宮の『御船神事』は、平安朝装束を身にまとった神官を乗せた御船を明神池に浮かべます。
神事は11:00から始まりますが、神事に続いて『日本アルプス山岳遭難者慰霊祭』が執り行なわれます。

奥宮の『御船神事』が行なわれるのは、ちょうど上高地では紅葉の見ごろの時季。
例年『御船神事』頃から10日間ほどがピークで、徐々に晩秋の趣が濃くなり、初雪を迎えます。

毎年10月8日に斎行される『穂高神社奥宮例大祭(明神池御船神事)』
穂高神社奥宮例大祭『御船神事』|上高地|2024
開催日時2024年10月8日(火)11:00〜/毎年10月8日
所在地長野県松本市安曇上高地
場所明神池
関連HP上高地観光旅館組合公式ホームページ
電車・バスで松本電鉄新島々駅から松本電鉄バス上高地行きで1時間10分、終点下車、徒歩1時間
ドライブで長野自動車道松本ICから約33kmで沢渡地区駐車場。路線バス・タクシーで上高地へ(マイカー規制実施中)。上高地バスターミナルから徒歩1時間
駐車場沢渡地区駐車場(2125台/有料)
問い合わせ穂高神社奥宮社務所 TEL:0263-95-2430

穂高神社の御船祭り|安曇野市|2024

2024年9月26日(木)〜9月27日(金)、長野県安曇野市の穂高神社で『御船祭り』が斎行。安曇族(あずみぞく)が、海から内陸までを船で自在に行き来していた海人(あま)族であったという歴史を伝える祭礼。紀元6世紀ごろに安曇野へ移住、船によっ

穂高神社

太古、北九州に栄えた海洋民族で、7世紀頃安曇野(あづみの)に移住し開拓したと伝えられる、安曇族の祖神(おやがみ)、穂高見命(ほたかみのみこと)を祀る神社が長野県安曇野市穂高に鎮座する穂高神社(ほたかじんじゃ)。奥宮は上高地・明神池の畔に、そ

明神池

上高地、穂高神社(ほたかじんじゃ)の奥宮の神域内にあり、荘厳なムードを漂わせる明神池(みょうじんいけ)。ここは穂高神社の神域なので、拝観料を入口で支払い、散策します。針葉樹林に囲まれたひょうたん形の池で、池畔には遊歩道も整備されており、池で

【信州の池】穂高神社の神域 明神池|松本市・上高地

上高地(かみこうち)のシンボル・河童橋から梓川の左岸沿いを上流へ、徒歩1時間あまり。明神池(標高1520m)は一之池と二之池、大小2つからなる池。池畔には穂高神社奥宮が鎮座する神域で、鏡池、神池とも呼ばれます。毎年10月8日には明神池で、穂

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

モバイルバージョンを終了