名古屋といえば「どて」(ホルモンの味噌煮込み)文化ですが、実は、ご飯にのせる「とどてめし」、揚げたてのトンカツを浸せば味噌カツとなります。名古屋人なら誰もが知っているご当地メーカーのオリエンタル(日本で最初に即席カレーを開発)がレトルトの「名古屋どてめし」を発売しています。
ちょっぴりDEEPな「名古屋めし」をオリエンタルがレトルトに
オリエンタルといえば名古屋以外では馴染みがないかも知れませんが、昭和20年11月に星野益一郎がオリエンタル即席カレーを製造。
これが日本における「即席カレー」のはじめて物語り。
本格的なルウタイプのインスタントカレーはオリエンタルが最初なのです。
そしてオリエンタルの特徴が「マースチャツネ」。
「マースチャツネ」の「マース」とは、「MARS = Mango Apple Raisin Spice」の頭文字で、マンゴー、リンゴ、レーズン、などの果物やトマト、玉葱などの野菜、スパイスを大釜でじっくり炊き上げた、オリエンタルオリジナルのチャツネ(ペースト状の調味料)。
名古屋人お気に入りの「オリエンタルマースカレー」にはカレールーの他に「マースチャツネ」が入っているのです。
現在もこの「オリエンタルマースカレー」レトルト版と即席カレー版が販売中です。
話は脱線しましたが、名古屋名物の「どて」。その名の由来はといえば、
「どて煮の由来は昔、鍋のふちに八丁味噌の土手をつくり、その鍋に水を入れておでんを煮込んだことに始まります」(名古屋観光コンベンションビューロー)。
通常は居酒屋メニューで、お酒のアテにするのですが、ごはんにかけて〆の「どてめし」とすることも。
これがたまらなく「うみゃーでかんわ」とあいなるしだい。
実は今やうなぎまぶしとともに名古屋めしの代表格になっている味噌カツも、「揚げたてのカツをうっかりとどてを煮込んでいる鍋のなかに落としたことが始まり」(名古屋市南区笠寺西門の「西龍恵土本店」の話)とのこと。
あのマースチャツネが「名古屋どてめし」にも入っている!
赤味噌でぐつぐつと豚ホルモン、コンニャクなどを煮込んだどてをご飯にかければ、どてめしの完成。
カツにつければ、味噌カツに・・・。
知る人ぞ知る、名古屋めし「どてめし」を家庭で楽しめるのがオリエンタルレトルト「名古屋どてめし」。
ところがどっこい、さすがは、オリエンタル。
名古屋人を泣かせるためにちゃんと先ほどのマースチャツネを「名古屋どてめし」にも投入!
「八丁味噌のコクと香りを生かし、豚ホルモンとコンニャクをオリエンタル独自のマースチャツネとともにじっくりやわらかく煮込みました。フルーツの酸味と甘味が八丁味噌の風味を引き立てています。」(オリエンタルの宣伝文句)と、まさに感涙もの。
オリエンタルの公式HPに「オリエンタルショッピング」が用意され、「名古屋の味」コーナーで購入が可能。
これはうみゃーよ、ぜひ、一度試してちょ。
ちなみに「オリエンタルショッピング」では、マースチャツネも販売しています。
「名古屋どてめし」原材料
豚もつ(国産)、こんにゃく、豆みそ(大豆、食塩)、オニオンピューレ、砂糖、米発酵調味液、チャツネ、にんにく加工品、みりん、しょうが加工品、ポークペースト、香辛料/増粘剤(加工でん粉)、調味料(アミノ酸)、水酸化カルシウム、(一部に小麦・大豆・豚肉・りんごを含む)
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