佐布里池

愛知県知多市、知多半島の根元部分にある「愛知県最大の池」（正確にはダム湖なので池とはいえません）が、佐布里池（そうりいけ）。水に恵まれない知多半島を潤す愛知用水の調整池で、貯水量5000t、満水位面積180haという湖のように大きな池で、池の北岸には佐布里緑と花のふれあい公園が広がっています。

佐布里ダムのダム湖ながら、「愛知県最大の池」

大きな河川がなく、水に恵まれない知多半島では、昔から雨水を農業用水として利用するため多くのため池が造られ、現在では半島全体で大小合わせて1300ヶ所あると推測されています。
昭和36年に木曽川の水を取水して、知多半島を縦断する愛知用水が完成し、ため池にも愛知用水の水が導水されていますが、用水自体の調整池となっているのが、佐布里池です。

昭和40年、佐布里ダム（アースダム／堤高21m、堤頂長180m）のダム湖として誕生したのが、佐布里池で、池の水は農業だけでなく、名古屋南部臨海工業地帯にも工業用水を提供しています。

佐布里緑と花のふれあい公園には、25種類、5700本の梅が植栽され、2月中旬〜3月中旬には『佐布里池梅まつり 』も開催されています。
佐布里緑と花のふれあい公園には、レストラン、売店のある「梅の館」があり、休憩にも絶好です。