大阪市の土佐堀川に架かる歩行者専用橋が錦橋(にしきばし)。昭和6年に土佐堀川の浄化を目的に設置された土佐堀川可動堰が前身。大阪市の第一次都市計画で市内6カ所(堂島川、土佐堀川、長堀川、道頓堀川、江戸堀川、京町堀川)に設置された可動堰のひとつで、堂島川の水晶橋とともに歩行者専用橋に転用されて現存しています。
土佐堀川可動堰が前身の美しいアーチ橋
橋長55.12m、幅員10.55mの鉄筋コンクリート造りのアーチ橋で、両側には階段と一体構造になったコンクリートアーチが用いられています。
設置当初から歩行者専用橋としての機能を有していましたが、昭和60年に美化改修工事が行なわれた際に、錦橋と命名されています。
橋上はギャラリーになっていて、江戸末期から明治初期に描かれた大阪の橋をテーマにした錦絵をタイルに焼きつけたものを展示。
大阪の橋の番付表である『浪華橋々繁栄見立相撲』(行司が四ツ橋、東の大関が天神橋、西の大関が難波橋、東の関脇が日本橋、西の関脇が高麗橋)もタイルとなっているのでお見逃しなく。
アスファルト舗装だった路面はタイル敷に変更され、照明灯は建設当時のデザインが復元されています。
土木学会関西支部の「浪速の名橋50選」にも選定。
錦橋 | |
名称 | 錦橋/にしきばし |
所在地 | 大阪府大阪市北区中之島2丁目~西区土佐堀1丁目 |
関連HP | 大阪観光局公式ホームページ |
電車・バスで | 大阪メトロ肥後橋駅から徒歩すぐ |
問い合わせ | 大阪観光案内所 TEL:06-6131-4550 |
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