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いたすけ古墳

いたすけ古墳

大阪府堺市北区にある墳丘長146mという巨大な前方後円墳が、いたすけ古墳。百舌鳥古墳群(もずこふんぐん)を構成する古墳で(百舌鳥古墳群では7番目という巨大古墳)、国の史跡、そして百舌鳥・古市古墳群として世界文化遺産に登録されています。

市民運動が破壊を守った文化財保護の貴重な例

百舌鳥古墳群のほぼ中央、大仙陵古墳(仁徳天皇陵)の南に位置する前方後円墳。
墳丘は3段で、南側に造出しが築かれ、周囲には一重の濠が巡っています。
築造は、5世紀前半と推測されていますが、被葬者は定かでありません。
陪塚(ばいちょう)は吾呂茂塚古墳、播磨塚古墳など数基あったとされていますが、市街化などで失われ、善右ヱ門山古墳(ぜんえもんやまこふん)のみが後円部の東側に現存。

いたすけ古墳も、昭和30年頃に土取り工事で破壊の危機にさらされましたが、市民運動で保存が決まり、昭和31年に国の史跡になっています。
濠の中に残される橋桁は、土取り工事の名残です。
日本の古墳、文化財保護の貴重な例にもなっています。

百舌鳥古墳群の巨大古墳 BEST10

世界遺産古墳名所在地墳丘長史跡指定宮内庁治定
世界遺産大仙陵古墳堺市堺区大仙町525mなし仁徳天皇陵
世界遺産上石津ミサンザイ古墳堺市西区石津ヶ丘365mなし履中天皇陵
世界遺産ニサンザイ古墳堺市北区百舌鳥西之町3丁290m国の史跡東百舌鳥陵墓参考地
世界遺産御廟山古墳堺市北区百舌鳥本町1丁203m国の史跡百舌鳥陵墓参考地
登録なし乳岡古墳堺市堺区石津町2丁155m国の史跡
世界遺産田出井山古墳堺市堺区北三国ヶ丘町2丁148m反正天皇陵
世界遺産いたすけ古墳堺市北区百舌鳥本町3丁146m国の史跡
世界遺産長塚古墳堺市堺区百舌鳥夕雲町2丁106m国の史跡
世界遺産永山古墳堺市堺区東永山園100m堺市史跡仁徳天皇陵陪冢
世界遺産丸保山古墳堺市堺区北丸保園87m国の史跡仁徳天皇陵陪冢
いたすけ古墳
名称 いたすけ古墳/いたすけこふん
所在地 大阪府堺市北区百舌鳥本町3丁338地外
関連HP 堺市公式ホームページ
電車・バスで JR百舌鳥駅から徒歩10分
ドライブで 阪神高速15号堺線堺出口から約3km
駐車場 大仙公園第1駐車場(127台/有料)・第2駐車場(149台/有料)・第3駐車場(98台/有料)
問い合わせ 堺市文化観光局文化部文化財課 TEL:072-228-7198/FAX:072-228-7228
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

大仙陵古墳(仁徳天皇陵)

大阪府堺市堺区大仙町にある日本最大の前方後円墳が大仙陵古墳(仁徳天皇陵)。百舌鳥古墳群(もずこふんぐん)の古墳で、北に位置する田出井山古墳、ミサンザイ古墳とともに、「百舌鳥耳原三陵(もずのはらさんりょう)」と呼ばれています。5世紀中頃に作ら

上石津ミサンザイ古墳(履中天皇陵)

大阪府堺市西区石津ヶ丘にある百舌鳥古墳群(もずこふんぐん)のひとつで国内第3位の規模を誇る前方後円墳が上石津ミサンザイ古墳。宮内庁により「百舌鳥耳原南陵(もずのみみはらのみなみのみささぎ)」として第17代履中天皇(りちゅうてんのう)の陵に治

ニサンザイ古墳

大阪府堺市の百舌鳥古墳群(もずこふんぐん)の前方部を西に向けた大型の前方後円墳がニサンザイ古墳(土師ニサンザイ古墳)。日本最大の前方後円墳である大仙陵古墳(仁徳天皇陵)と第3位の上石津ミサンザイ古墳(履中天皇陵)のある百舌鳥古墳群ですが、ニ

御廟山古墳

大阪府堺市北区にある墳丘長203mという巨大な前方後円墳が、御廟山古墳(ごびょうやまこふん)。百舌鳥古墳群(もずこふんぐん)を構成する古墳で(百舌鳥古墳群では4番目、国内でも35位という巨大古墳)、国の史跡(内濠のみ)、そして百舌鳥・古市古

乳岡古墳

大阪府堺市北区にある墳丘長155mという巨大な前方後円墳が、乳岡古墳(ちのおかこふん)。百舌鳥古墳群(もずこふんぐん)を構成する古墳で、百舌鳥古墳群では5番目の大きさを誇る古墳で、国の史跡。改変が進んでいるため、世界文化遺産の構成資産からは

田出井山古墳(反正天皇陵)

堺市堺区北三国ヶ丘町にある巨大な前方後円墳で、百舌鳥古墳群の北端に位置する古墳が田出井山古墳。宮内庁により「百舌鳥耳原北陵(もずのみみはらのきたのみささぎ)」として第18代反正天皇(はんぜいてんのう)の陵に治定され反正天皇陵と呼ばれています

長塚古墳

大阪府堺市堺区、大仙陵古墳(仁徳天皇陵)の南にある墳丘長106mという前方後円墳が、長塚古墳。百舌鳥古墳群(もずこふんぐん)を構成する古墳で(百舌鳥古墳群では8番目という巨大古墳)、国の史跡、そして百舌鳥・古市古墳群として世界文化遺産に登録

永山古墳

大阪府堺市堺区、大仙陵古墳(仁徳天皇陵)のすぐ北にある墳丘長100mという前方後円墳が、永山古墳(ながやまこふん)。百舌鳥古墳群(もずこふんぐん)を構成する古墳で(百舌鳥古墳群では9番目という巨大古墳)、堺市の史跡、そして百舌鳥・古市古墳群

丸保山古墳

大阪府堺市堺区、大仙陵古墳(仁徳天皇陵)のすぐ横にある墳丘長87mという帆立貝形古墳が、丸保山古墳(まるほやまこふん)。百舌鳥古墳群(もずこふんぐん)を構成する古墳で(百舌鳥古墳群では10番目という巨大古墳)、国の史跡、そして百舌鳥・古市古

百舌鳥古墳群の巨大古墳 BEST10

世界文化遺産に登録される「百舌鳥・古市古墳群」のうち、百舌鳥古墳群(もずこふんぐん)は、市内の東西・南北4kmの範囲に広がる古墳群。日本最大の古墳である大仙陵古墳を筆頭に、44基の古墳が残存していますが、そのうち巨大古墳BEST10を紹介し

世界遺産「百舌鳥・古市古墳群」 百舌鳥古墳群構成資産 全23基

世界遺産「百舌鳥・古市古墳群」のうち、大阪府堺市にある百舌鳥古墳群(もずこふんぐん)の構成資産は23基。日本最大の古墳である大仙陵古墳(仁徳天皇陵)を中心に、その陪冢(ばいちょう)や周辺に築かれた帆立貝形古墳、方墳、円墳と4種の古墳を見学(

銭塚古墳

大阪府堺市堺区、大仙公園の南、いたすけ古墳の北西、大阪府立堺支援学校敷地内にある帆立貝形古墳が、銭塚古墳(ぜにづかこふん)。墳丘は後円部2段目上方と前方部が削平され、扁平な円墳のような形状です。世界文化遺産「百舌鳥・古市古墳群」の構成資産で

善右ヱ門山古墳

大阪府堺市北区、いたすけ古墳後円部南東、いたすけ古墳の濠・外堤に接して造られた方墳が、善右ヱ門山古墳(ぜんえもんやまこふん)。百舌鳥古墳群の1基で、いたすけ古墳の陪冢(ばいちょう)と推測でき、世界文化遺産「百舌鳥・古市古墳群」の構成資産にも

 

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