大阪府大阪市浪速区元町2丁目、神仏習合時代に牛頭天王(ごずてんのう=釈迦の生誕地に因む祇園精舎の守護神)を祀ったのが始まりという古社が、難波八阪神社。昭和49年築の獅子殿は、舞台も兼ねた建物ですが、獅子頭の形をしたユニークなもの。SNSでも話題になっています。
巨大な獅子頭の獅子殿は舞台として機能
牛頭天王がいつ頃から日本で祀られるようになったのかは定かでありませんが、朝鮮半島より渡来した渡来人が住みついて牛頭天王を祀ったという説もあり、難波八阪神社の歴史も古代へと遡るのかもしれません。
後三条天皇の延久年間(1069年〜1073年)には、すでに牛頭天王社として有名な存在で、神宮寺(神社を管理する寺)とともに繁栄しました。
明治初年の神仏分離、廃仏毀釈で神宮寺は廃寺となり、郷社の難波八阪神社として存続しました。
1第3日曜に斎行される『綱引神事』は、祭神の素盞嗚尊(すさのをのみこと)が八岐大蛇(やまたのおろち)を退治したという故事に由来するもので、寛政10年(1798年)刊行の『摂津名所図会』にも「難波村 牛頭天王」「難波村 牛頭天王綱引」として記載されています。
画像協力/(公財)大阪観光局
難波八阪神社 | |
名称 | 難波八阪神社/なんばやさかじんじゃ |
所在地 | 大阪府大阪市浪速区元町2-9-19 |
関連HP | 難波八阪神社 |
電車・バスで | 大阪メトロなんば駅から徒歩6分、大国町駅から徒歩7分 |
駐車場 | 周辺の有料駐車場を利用 |
問い合わせ | 難波八阪神社 TEL:06-6641-1149/FAX:06-6641-1182 |
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