東京湾フェリーが発着する金谷港。
背後に鋸山(のこぎりやま)が立ちはだかる金谷港に揚がる鯵(アジ)は、今や全国の鯵ファン、青魚ファン注目のブランド鯵なのです。
それが、金谷の黄金鯵。
金谷の黄金鯵が美味いワケは、根付きだから!?
金谷港には、一年を通して、このアジ一筋に出船する、釣り船「勘次郎丸」、「惣四郎丸」があるほど。
「25~40cmの大中型の金アジを狙う」のだとか。
金谷港周辺の回転寿司店や食堂でこの黄金鯵が大注目。
金谷港の「さすけ食堂」のアジフライは、我らがプレスマンユニオンのメンバー(理事)でもある板倉あつしが、『いきなり!黄金伝説。』(テレビ朝日系)で、
「金谷で揚がる黄金鯵は美味しい。『さすけ食堂』のアジフライは絶品」と紹介したものだから、人気沸騰。
行列覚悟、売り切れ御免のアジフライとなっています。
たかがアジと思われる人もいるかと思いますが、
「マアジには回遊性のものと根や瀬に付くものがいます。回遊性のマアジに比べて根付きのマアジは餌が豊富なために脂肪の乗りがいいんです。とくに東京湾入口の潮の流れの速い場所の浅瀬に棲むアジは、美味いんですよ」
とは、自らも休日に釣りを楽しむ東京湾フェリーの寺元敏光さんの解説。
同じマアジなのですが、回遊性のマアジは黒っぽく、根に着いたマアジは金色にを帯びて光ります。
これが「金アジ」「黄金鯵」と呼ばれるゆえんです。
当然、対岸・観音崎の「走水のアジ」も有名で、こちらは「走水の大アジ」として釣り人にも人気です。
さてさて、そんな金谷の黄金鯵ですが、旬、つまりはどの季節がいちばん美味しいのかといえば、
「ずばり、6月〜8月。初夏から夏場が旬」(金谷港の回転地魚寿司「船主総本店」の話)。
久里浜港から東京湾フェリーに乗って、目ざせ!金谷港!
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