「渡り蝶」アサギマダラが日本列島1000km南下中! 全国各地で目撃中

アサギマダラ

毎年10月に日本列島を南下する姿が各地で目撃されるのが、アサギマダラ。「渡り蝶」とも呼ばれるように、寒さを避け、温暖な南西諸島などへ1000kmにも渡る旅を続けます。アサギマダラの休息地として知られる大分県の姫島(東国東郡姫島村)、佐伯市米水津(よのうづ)などでは、その姿を観察することができます。

大分県や和歌山県に有名な休息地が

アサギマダラ(Parantica sita)は、5月頃に、涼しい地を求め北上し、10月になると世代を交代した蝶が暖かい地を求め日本列島を南下するという世界的にも珍しい「渡り蝶」です。

その休息地として有名なのが大分県佐伯市米水津の「空の公園」と蒲江の「たかひら展望公園」、そして姫島(春はみつけ海岸、秋は金地区)で、春にはスナビキソウ、シナワスレナグサの花の蜜、秋にはフジバカマの花の蜜を求め、群れを成して降り立ちます。

秋は10月中旬〜11月末頃まで観察可能ですが、自然環境を察知し渡りをするため、時期や気候(台風の到来)などの諸条件により、観察ができないことも。
5月の晴天時、10月の晴天時が狙い目とのこと。

本州では、和歌山県日高町の西山アサギマダラの谷も休息地として有名で、アサギマダラの飛来を促すため、フジバカマを植生しています。
例年10月中旬〜下旬には300頭ほどのアサギマダラの飛来が確認され、数は減りますが11月中旬ごろまで飛来します。

アサギマダラ
大分県佐伯市米水津の「空の公園」で
「渡り蝶」アサギマダラが日本列島1000km南下中! 全国各地で目撃中
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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