現存わずか3ヶ所! 鉄道連絡船に乗ろう!

鉄道連絡船

かつて日本国内には、古くは琵琶湖の長浜駅〜大津駅、青函連絡船(函館駅〜青森駅)、宇高連絡船(宇野駅〜高松駅)など多くの鉄道連絡船がありました。現存するのはJR西日本宮島フェリーの宮島連絡船、南海電鉄の南海フェリー(和歌山港駅〜 徳島港駅)、万葉線に接続の富山県営渡船の3航路のみとなっています。

宮島連絡船JR西日本宮島フェリー

区間:宮島口フェリー乗り場〜宮島桟橋
就航する船舶:ななうら丸(268t)、みやじま丸(254t)、みせん丸(210t)
歴史:明治36年3月に山陽鉄道(山陽本線の前身)の航路として開業
明治39年12月1日の国有化
『鉄道唱歌』にも「汽笛ならして客を待つ 汽船に乗れば十五分 早くもここぞ市杵島(いちきしま) 姫のまします宮どころ」と唄われています
昭和63年に青函連絡船、平成2年に宇高連絡船が廃止された後は、JRグループでは唯一の鉄道連絡船
内容:JR西日本宮島フェリーの宮島航路は宮島松大汽船の航路とともに、広島県道43号厳島公園線の一部、つまりは「海上県道」になっています
名物「あなごめし」は、創業者・上野他人吉(うえのたにきち)が、宮島駅(明治30年開業、昭和17年に宮島口駅に改称)の駅売弁当として販売したのが始まり

JR西日本宮島フェリー

JR西日本宮島フェリー

JR宮島口駅に隣接する宮島口桟橋と宮島桟橋を結ぶ宮島航路。かつては国鉄が運航していた航路で、民営化後はJRグループが運航しています。明治36年に山陽鉄道が鉄道連絡線を始めたという歴史ある航路です。実は、桟橋もJR宮島口駅の一部という扱いで、

あなごめしうえの

あなごめしうえの

広島県廿日市市宮島口1丁目、JR宮島口駅前、JR宮島フェリーのりばへの途中に店を構えるのが、あなごめしうえの。名物「あなごめし」は、創業者・上野他人吉(うえのたにきち)が、宮島駅(明治30年開業、昭和17年に宮島口駅に改称)の駅売弁当として

南海フェリー

区間:和歌山港駅〜徳島港駅
就航する船舶:フェリー「あい」(2825t)、フェリー「かつらぎ」(2620t)
歴史:昭和31年、南海観光汽船が、国鉄小松島線とを結ぶ和歌山 – 小松島航路開設。
平成11年から和歌山港〜徳島港に航路を移しています
内容:なんば駅からの特急「サザン」が直通運転され、和歌山港駅で南海フェリーの「南海四国ライン」(和歌山港〜徳島港)に乗り継ぐことができます
和歌山港〜徳島港は最短2時間の船旅で、特急「サザン」を利用すれば、なんば駅〜徳島港は、乗り継ぎを含め3時間30分前後ということに
徳島港では、JR徳島駅方面行き路線バス(徳島市営バス)に接続

南海フェリー(和歌山港)

南海フェリー(和歌山港)

和歌山県和歌山市、南海電気鉄道和歌山港線の終着駅、和歌山港駅(わかやまこうえき)に併設されるのが南海フェリーの和歌山港フェリーターミナル。なんば駅からの特急「サザン」が直通運転され、ここで南海フェリーの「南海四国ライン」(和歌山港〜徳島港)

和歌山港駅

和歌山港駅

和歌山県和歌山市にある南海電気鉄道和歌山港線の終着駅が、和歌山港駅(わかやまこうえき)。昭和31年5月6日に開業した和歌山港線。南海フェリーの「南海四国ライン」(和歌山港〜徳島港)に連絡するための駅でもあり、なんば駅と特急「サザン」の一部が

富山県営渡船

区間:万葉線・越ノ潟駅〜堀岡(旧新港東口駅跡)
就航する船舶:こしのかた(46t)、海竜(44t)
歴史:昭和43年4月21日、放生津潟(ほうじょうづがた)を掘削して富山新港(正式名は伏木富山港)が完成、新港完成前は放生津潟の砂州上を、富山市と新湊市(現・射水市)を結んで富山地方鉄道射水線(いみずせん)が通っていましたが、完成によって鉄道が分断され、越ノ潟駅以西は加越能鉄道新湊港線(現在の万葉線新湊港線)になり、代行輸送手段として県営のフェリーが就航
内容:フェリーといっても250㏄未満の自動二輪車や自転車のみ積載が可能で、代行輸送の役割を担うため利用料は無料
万葉線を高岡駅で乗車し、終点の越ノ潟駅で下車すれば、目の前が富山県営渡船の越ノ潟発着所。
対岸の堀岡発着場の目の前には新港東口バス停があり、富山地方鉄道バスの富山駅方面行の路線バス、射水市営バスの「新湊東口・ライトレール接続線」(岩瀬浜駅行き)などに連絡

富山県営渡船(越ノ潟フェリー)

富山県営渡船(越ノ潟フェリー)

富山県射水市の富山新港(伏木富山港新湊地区)で運航されるのが富山県営渡船(越ノ潟フェリー)。富山新港の完成で、港口が分断され、それによって廃止された富山地方鉄道射水線、富山県道1号(魚津氷見線)の代替交通手段として誕生した県営の渡船です。フ

万葉線

万葉線

万葉線(まんようせん)とは富山県高岡市と射水市を結ぶ高岡軌道線(高岡駅停留場〜六渡寺駅)と新湊港線(越ノ潟駅〜六渡寺駅)の総称。高岡軌道線は、いわゆる路面電車で、高岡駅停留場~越ノ潟駅が直通運転されています。アイトラムの愛称があるMLRV1

現存わずか3ヶ所! 鉄道連絡船に乗ろう!
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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